「夕方からのデイサービス」に注目が集まる
通常、午前から夕方までの時間帯で行われるデイサービス。 ですが近年では、夕方から夜にかけて「トワイライトデイサービス」や「ナイトデイサービス」を実施する施設がじわじわと増えています。 これはいったいどういったサービスなのでしょうか。ご紹介します。
トワイライト(ナイト)デイサービスって何?
トワイライト(ナイト)デイサービスとは、その名の通り、夕方から夜間のあいだに実施されている通所介護サービスのこと。実施されている時間帯は施設によって異なりますが、日中のデイサービスが終了する17時ごろから就寝前までのあいだに行われるのが一般的です。
日中のデイサービスの「延長利用」とは異なり、夕方からのみデイサービスを利用したり、別の施設からハシゴをして利用することもできます。
家族の介護負担減に…
夕方・夜間のデイサービスの利用目的はさまざま。たとえば、急な残業のとき。介護が必要な高齢者を家でひとり待たせるのではなく、見守っていてくれる場所があれば安心ですよね。
また、介護をしているときは夜間の外出が難しくなるもの。そんなとき、夜間型サービスを活用すれば、介護を担う家族のリフレッシュや介護負担を減らすことにも一役かいそうです。
利用者の孤独感を減らす効果も
夕方からのデイサービスの場合も、日中に行われるデイサービスと内容に大きな違いはありません。ですが、団らんのなかで夕食をとったり、夜に入浴介助を受けたりすることで、あたたかな環境で夜を過ごすことができるというのは大きな魅力です。
介護を受ける高齢者には、孤独を感じている人が少なくありません。特に夜に孤独を感じやすいという人は多く、夕方や夜間に居場所がひらかれているというのは、高齢者にとっても安心感があるようです。
「夕方以降に介護サービスを利用したい」需要は増えそう
「日中だけではなく、夕方以降にも通所で介護に通えたら…」
夫婦共働きの世帯が増える今、フルタイムで勤務をしながら介護をする世帯は多いもの。ですが、日中のデイサービスだけではデイサービスからの帰宅に間に合わず、介護と仕事の両立に悩む人は少なくありません。国が在宅介護を推進しているいま、夕方から夜間にかけて対応できるデイサービスの需要はますます高まっていきそうです。
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この記事の寄稿者
シノヅカヨーコ
家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らしです。 子育てをしながら育児や暮らしにまつわる話題を中心にライターとして執筆活動をしています。