減り続ける「多世代同居」
みなさん、こんにちは。POLE・STAR株式会社の佐久間理央です。
昨年7月、厚生労働省が「平成26年 国民生活基礎調査の概況」を発表しました。
この中に記載されている家族構成についての報告によると、
が上位を占め、核家族世帯が増加していることがわかります。
数字上もそうですが私たちの実感として、多世代が同居している家族というのは、あきらかに少なくなっています。
核家族化で遠のく「老い」の存在感
核家族化で、祖父母と生活を共にすることが少なくなった分、老いが遠いものに感じられていませんか?
祖父母と生活をする機会が少なくなった分、老いや死といったことが身近なことではなくなってきていると感じます。老いていくことが想像できなくなり、考え方や受け取り方も変わってきているのではないでしょうか?
私たちは、老いや死をどう受け入れるべきなのでしょうか?
自然な形で死を受け入れる
自分の経験から考えると、祖父母はそんなに歳を取っていたわけではないのに、自分が生まれた時から祖父母だったわけで、しっかりおじいさん・おばあさんという認識でした。それぞれに病気をし、体が弱り、そして天寿を全うしていきました。
それなりに思いもありますが、生まれた時から私にとって最高齢の家族というイメージであり、老いも、病気も、天寿もそれほどに違和感なく自然な形で受け入れていました。
しかしこれが、自分の親や今の高齢者に対してはどうなのでしょうか?
<続く>
この寄稿文は全3回の連載です。
この記事は、doppo の内容をアレンジしてお送りしています
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この記事の寄稿者
佐久間 理央
POLE・STAR株式会社ディレクター
大正大学大学院人間研究科修士課程修了(社会福祉学)。
私立国際武道大学、社会福祉法人武蔵野療園、社会福祉法人渋谷区社会福祉協議会等を経て現在POLE・STAR株式会社を設立。
主に福祉や生活に関する相談、コンサルティングを行っている。