これから介護はどうなるべきか、1年前の議論とは
もうだいたい1年くらい前になりますが、介護報酬改定をきっかけに、3回に渡って日本の未来を考える連載を行いました。
今一度、当時の議論を思い出してみたいと思います。
最初のテーマ(介護は良くなるのか?介護報酬改定から日本の未来を本気で考えてみる)はこの介護に関する3つの問題についてでした。
問題1「介護が必要な高齢者が、とてつもなく増える」
問題2「介護の仕事に就く人が、圧倒的に足りない」
問題3「介護に使えるお金が、圧倒的に足りない」
つまり、介護が必要な人は増えるけどその人たちを介護する人もお金も足りないよ、さてどうしよう、という話です。
これに対し読者の方からは、
- 介護の仕事に対する悪いイメージを変えるべき
- 事業所が儲けすぎでは
- 税収は上がらないことを前提に使い方を議論すべき
- みんなもっと介護しよう
などなど、本当に数え切れないほど多くのアイディアが寄せられ、さらにそのアイディアに対して意見が届き・・・と、FacebookやTwitterを中心に非常に大きく盛り上がりました。そこで連載の2回目(50年後の介護は?生活は? 日本の未来を本気で考えてみる#2)ではみなさんから寄せられた声を中心に紹介させていただきました。
また、さらに連載の3回目(IT業界から学ぶ介護を良くする5つの方法 日本の未来を本気で考えてみる#3)でIT業界がたどった軌跡を例に、介護業界にも取り入れられる「少ない人数でできるようにする」など5つの解決案をあげてみたところ、
- 大正解ですね
- 理想論では
- 理想論でもやっていくべき
などなど、これまた多くの方から声が届きました。書いた本人としてもたくさんの方から熱い反応が寄せられとてもうれしかったです。
この時わたしが感じたのは、本当に多くの人が日本の未来を考えているんだなということ、アイディアが次のアイディアを生む素晴らしさや、ネットを通じ大人数で議論する面白さでした。
そして、もっともっと日本の未来や介護のことを考えていくべきだと思いましたし、考えたことをどんどんアウトプットしていくべきだなと思いました。
1年も経つとつい忘れがちなこと
さて、1年も経つとどうも熱量というものはどこかに消えてしまいがちです。日々の生活の中で気づくと忘れてしまう。いや、実は毎日こういったことを考えているのにアウトプットする場がないだけかもしれません。
そこでもう一度、みなさんで意見を出し合ってみませんか?
介護はどうなる?日本の未来はどうなる?ご意見大募集!
介護に関わっている方もそうでない方も、この1年間でなにか変化はありましたか?
日本は、特に介護は、このままでいいでしょうか?
介護職の給与は?少子化は?何が幸せ?長生きすること?延命されたい?誰に介護されたい?お金ってやっぱり大事?孤独は感じる?孤独って悪いこと?
アウトプットしていってみると、また新たな視点が見つかるのかもしれません。ふだんから介護について感じていることなど、ぜひみなさんの声を聞かせていただきたいです。介護のほんね公式FacebookページやTwitter、コメント欄にてお待ちしています。
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【Human Welfare Conference Japan 2016】〜ホンモノの福祉国家を築くためのアイディアソン〜 のご案内
こうしたテーマについてもっとリアルに人と議論したい方におすすめのイベントが近日、都内某所で開催されます。
<開催概要>
■日程:2016年4月1日(金)
■時間:10:00〜17:00
■会場:都内某所(普段は入れないあの歴史的舞台へご招待)
※9:45 に銀座線と南北線が交わる駅に集合
※会場は事前にお伝えできません。具体的な集合場所は、ご予約いただいた方へご連絡致します。
■テーマ:「守る福祉からの脱却」
■内容:ゲストトーク/ワークショップ/フリータイム
■トークゲスト:上原大佑(バンクーバー パラリンピック 銀メダリスト/NPO法人 D-SHiPS32 代表理事) ほか
詳しいイベント内容、ゲスト、参加方法などは下記のFacebookページをご確認ください。
https://www.facebook.com/events/1136435146376707/
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この記事の寄稿者
横尾千歌
「介護のほんね」ディレクター。介護の用語や介護関連の仕事のこと、高齢者向けの住宅事情など、今まで縁遠かった人でも読みやすいよう図や絵とともに情報を発信します。