長生きする飼い猫たち
近年、人間の寿命だけでなく、ペットとして飼われている犬や猫の寿命までずいぶん延びてきました。猫の5歳は人間で言うともう40手前。そして人間の還暦に当たる11歳を過ぎる頃には様々な老化現象が見られるようになってきます。猫の老化現象はどんなものがあるのでしょうか?
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猫にも認知症のような症状が!
猫の老化は、体だけに起こるわけではありません。12歳、13歳と歳を重ねた猫には認知症とおもわれる症状も現れ始めます。例えば「食事したことを忘れる」「物を壊したり飼い主に攻撃する」「こわがりになる」「同じ場所をぐるぐる徘徊する」「トイレを失敗する」と、こんな症状。確かに人間の認知症によく似たパターンですね。
出典:http://www.konekono-heya.com/
こんな症状が出てきたら、そろそろ介護の準備を・・・
今まで登っていた所に登れなくなったり白髪が増えたり、だんだん毛づくろいの回数も減るので、高齢の猫はフケや目やにが目立つようになってしまいます。そして10歳を過ぎた高齢の猫がかかりやすくなってくるのは、泌尿器系やガンといった病気。気付いた時にはすでに病状が進行していることが多く、介護する間もなく手遅れだった、というケースも少なくありません。そして、これもまた高齢になるほど出やすいのが歯周病。柔らかいキャットフードを食べるようになった現代の猫には特に増えているようです。出典:http://www.konekono-heya.com/
猫の介護が始まったらどうする?
こうなってくれば、猫は自分の力で生きていくことがいよいよ難しくなってきます。病気やケガは獣医さんにお任せするとしても、飼い主も普段の生活の中で猫を「飼う」から猫を「介護する」へと意識を切り替えなければいけません。こういった簡単なことから始め、かかりつけの獣医さんに相談の上で適切な介護方法の検討をしましょう。最近は老ペットの介護をお願いできる「老犬ホーム」や「老猫ホーム」も出てきました。どうしても家で介護できない時は、こういったサービスの利用も検討しましょう。確かに気持ち的には切り替えが難しいかもしれません。けれど猫にとっても飼い主にとってもそれがベストだと思えるなら、決して間違った選択ではありませんよ。
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。