介護福祉士と介護士は何が違う?介護の専門性とは 日本の未来を本気で考えてみる#5

介護福祉士 , 介護職 , 介護 , 介護職員
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2016.03.27
介護士と介護福祉士

コメントからわかる介護職の現実

前回の「介護はこれからどうなると思いますか? 日本の未来を本気で考えてみる#4」にはたくさんのコメントをいただきありがとうございました。約1年ぶりの連載再開でしたが、まだまだたくさんのご意見が出てとてもうれしいです。

#4についてFacebook上でもっとも盛り上がっていたのが、「介護福祉士で経験も豊富だが、夜勤ができないと正職員の仕事が見つからない」というコメントでした。介護の仕事は専門性をアピールしにくく、評価されにくい。共感のレスがたくさん付いたところをみると、どうやら介護職あるあるのようです。

そこで今回は、「介護における専門性とはなにか?どうしたら専門性が評価につながるのか?」について考えていきたいと思います。

介護職はプロ。プロにしかできない技があるのは確か

口コミで探せる介護施設の検索サイト「介護のほんね」に寄せられる口コミをみていると、ご家族の方からの投稿が非常に多いです。特によく見かけるのは、

  • 自宅にいた時は閉じこもりがちだった祖父が、施設では声を出して笑うようになった
  • ここの食事は薄味なのに残さず食べている。我が家のごはんと何が違うんだろう
  • 様子が違うことにスタッフがいち早く気づいてくれて、なんとか命拾いすることができた

などの、家族にはできないケアを介護職の方々がしてくれている実態がよくわかる口コミです。
こういうコメントに出会うたびに、全国各地の施設でたくさんの介護職の方々がプロとして活躍しているのが伝わってきます。テレビニュースなどでは悲しい話題ばかりが取り上げられますが、介護のほんねを運営する人間としても、介護職の友人がたくさんいる人間としても、もっとこういった事実が伝わっていけばいいのになと常に思います。

では、介護福祉士と介護士は何が違う?

一方で、介護の仕事をしている人ならみんな専門性は同じくらいなのでしょうか?プロの中でも「この人の介護は一味違う」といったことはあるのでしょうか?

介護職の中では、専門性を持った介護職であることを証明する「介護福祉士」という国家資格があります。無資格でもできる介護の仕事ですが、国家資格を持つ人だけが介護士ではなく「介護福祉士」と名乗ることができます。でも、正直に言って知名度はいまいち。介護を受けている人やそのご家族からすれば、介護福祉士だろうと無資格者だろうと、介護の仕事をしている人はすべて「介護士」に見える。個々人で専門性の差は多少なりともあるかもしれませんが、介護福祉士と介護士の違いはなかなか伝わりにくいのが現実です。だからこそ冒頭に紹介したコメントのように、介護福祉士だからといって評価されにくいということが起きているのではないでしょうか。

介護職の専門性が評価されるようになるには?

よりよい介護とは何か。よりよい介護につなげるための技術とはなにか。

それらが明らかになって初めて、その技術を持っている専門家を評価する仕組みができるはずです。でも今はまだ、よりよい介護とはなにかということ自体、曖昧。だからこそ人を評価する軸も曖昧です。

よりよい介護って何?まだまだご意見募集中!

どんな介護がよりよいものなのか、まだまだ議論していきたいと思います。ふだん現場で話題になっていることや、日頃実践していて実際に効果があったことなど、ぜひぜひご意見をお聞かせください!介護のほんね公式FacebookページやTwitter、コメント欄にてお待ちしています。

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【スマイルサミット vol.3】のご案内

介護の現場で活かせる知識・技術を学び、向上心の高い介護職同士が出会えるイベントが近日東京都内で開催されます。専門性を考えるきっかけにぜひ参加してみてください!

<開催概要>
■日程:2016年4月10日(日)
■時間:12:30〜19:30
■テーマ:明日から現場で活かせる知識を学び、仲間を作る
■参加費:3000円(学生2000円)
詳しいイベント内容、ゲスト、参加方法などは下記のFacebookページをご確認ください。
https://www.facebook.com/events/1108407109178553/

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寄稿者

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横尾千歌

介護のほんね」ディレクター。介護の用語や介護関連の仕事のこと、高齢者向けの住宅事情など、今まで縁遠かった人でも読みやすいよう図や絵とともに情報を発信します。