アームサポート「MOMO」
今回は、東京都稲城市にあるテクノツール株式会社さんにお邪魔し、販売商品のアームサポート「MOMO」について、取締役の島田さんにお話をお聞きしました。
食事がもう一度できるように
【深澤】テクノツールさんの主な事業は、障害者支援機器の開発や販売とお聞きしました。具体的にどのような製品ですか?
【島田】はい。テクノツールは、肢体や視覚などに障害をもつ方向けに、パソコンのソフトウェアや周辺機器の販売をしています。特にコミュニーケーションを支援する商品が多いですね。
弊社は主に、介護者の人たち向けではなく、本人のできることを増やす製品を自社で開発したり、海外から仕入れて販売をしています。自力でできることが限られてしまう障害当事者に対して、テクノロジーで何かできないかというのが私たちの考えです。そのなかで、アームサポート「MOMO」は最近販売を始めた新しい商品になります。
【深澤】なるほど。それでは、「MOMO」について教えてください。
【島田】「MOMO」は、筋ジストロフィーやALS(筋萎縮性側索硬化症)といった神経難病や、頸髄損傷の患者さんなど、腕が上がらなかったり動かせない方などを対象とした上肢装具です。「できることを、ふやす」をテーマに、腕の動きを取り戻すことを目的としています。机に固定して、アームレストに腕を乗せるだけのシンプルな設計です。ですから、設置や調整が簡単なので、病室やご自宅でも気軽に使うことができます。
【深澤】日常生活ではどのように使えますか?
【島田】「MOMO」の使い方は、ご利用者の数だけ広がります。一番多いのはお食事ですが、それ以外にもパソコンやタブレットの操作、お化粧、趣味で絵を描いたりピアノを弾いている方もいます。この商品を使って、もう一度できるようになりたいことや新しいことに、ぜひチャレンジして欲しいです。もちろん、リハビリテーションや訓練でも役立ちますよ。
【深澤】セッティングはどのくらい簡単にできますか?
写真付きの続きはこちら→腕の動きを取り戻すことができる道具って?
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