中国で日本式介護が大注目!
現在、中国では高齢化が進んでいます。中国での60歳以上の高齢者の数は、すでに2億人を超えています。これは中国の総人口の約16%を高齢者が占めていることになります。日本では、高齢者比率が2012年には24.1%となっており、世界の中でも超高齢社会に入ったのが早く、介護の技術も進んでいます。そこで、中国でも超高齢社会への準備として、日本式介護への注目が集まっています。出典:http://techon.nikkeibp.co.jp/
中国の介護事業の規模拡大
また、中国の中でも特に高齢化が進んでいるのが上海です。上海では高齢者比率が約27%と日本とほぼ同比率です。今後、ますます中国でも高齢化が進んでいくと予想されているため、介護市場は日本のものよりも遥かに大きい規模になることは容易に想像が付きます。また、中国では人口抑制のために、長らく一人っ子政策が行われていました。そのため、一人の子供が、両親や祖父母の介護を行わなければならない状況になっているため、介護事業の必要性が高くなっていす。
すでに、日本の介護事業の企業が中国にいくつか進出していますし、世界の中でも介護の技術が進歩している日本の企業へのニーズも高まっていくことになります。
出典:http://www.sankeibiz.jp/
中国と日本の介護への認識の違いとは?
ですが、日本と中国における、介護への認識には少し違いがあるようです。中国では、子が親の介護をするという認識が強く、高齢者自身も施設に入居したがらない場合が多いようです。また、介護という職業に対しての評価も低く、日本における3K仕事と同じような見方があるようです。このように、中国での介護への考え方は、少し前の日本での考え方と似た点が多く、遅れをとっている様子です。さらに、中国には保険制度がありません。つまり、介護に関する費用は全額自己負担になるため、施設などの利用料は日本に比べとても高くなります。国民がもっと安心して介護施設などの利用を行えるように整備していく必要があるようです。
このように、日本と中国では介護への認識に違いがあるので、その認識をどう変えていけるかが、中国で日本式介護を広める上で重要になってくると言えます。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/
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この記事の寄稿者
coba
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。