アニマルセラピーの歴史は案外古い!
よっぽど動物嫌いの人でもなければ、可愛い動物と触れ合うと癒されたりほっこりした気持ちになりますよね。 この動物による癒し効果を利用したのが、いわゆるアニマルセラピーと言われるもの。200年以上前のイギリスではすでに試みられていたようです。それ以降、各国の精神疾患治療施設や老人ホームでは馬やウサギ、犬にニワトリと言った様々な動物が人々を癒しています。そして現代、アニマルセラピーを積極的に導入している国の1つドイツの老人ホームではちょっと変わった動物が活躍しているようです。
出典:http://www.koinuno-heya.com/
ドイツの老人ホームではアルパカ人気上昇中!
この老人ホームで、入居者の居室にふらっと顔を出す可愛いお客様は? モコモコした毛並みにアンニュイな瞳。老人ホームに来る前に予防接種を受け、きちんと訓練を受けたプロセラピストのアルパカ達です。 普段は庭で飼育されていますが、時々こうやって入居者の部屋を訪ねてはお菓子をねだったりテレビを一緒に見たりくつろぎモード。アルパカがエレベーターから登場するのも、もはや珍しい光景ではありません。どうやらドイツでは、近頃セラピーアニマルとしてのアルパカ人気が高まっているみたいです。
出典:http://irorio.jp/
アニマルセラピーは医療行為?
こんな可愛い動物と一緒に暮らせば、確かに癒し効果はあるでしょう。アニマルセラピーは、国際的には「動物を治療の一部として介在させることにより、患者の身体的、精神的、社会的機能の回復を目的とする医療行為(『子犬のへや』より)」と考えられているそうです。もちろん、アニマルセラピーで薬や手術と同じ様な効果が得られるという訳ではありません。それでも、例えば動物を見て「可愛い」と思えば心身共にリラックス状態になり血圧が下がり、そして動物と触れ合って楽しい気分になれば、免疫力自体が高まります。また、今まであまり関わりのなかった人とも動物を通じて会話が増えるという事も考えられますよね。出典:http://www.koinuno-heya.com/
老人ホームに派遣されるセラピードッグも増えている!
日本にも1980年代からセラピードッグ派遣を行っている日本動物病院福祉協会や、日本アニマルセラピーと言うNPO法人が存在します。そしてそのセラピードッグの派遣先は、被災地や老人ホーム、小学校など多岐にわたります。 ですがドイツや諸外国に比べればまだまだ浸透しているとは言えません。なかなか忙しい日本の医療現場でアニマルセラピーを広めるためには、ボランティアの方々の活躍が必須のようです。出典:http://animal-t.or.jp/
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。