―長野県社会福祉協議会 高橋幸恵さん
中高生へ福祉の訪問講座を行っている長野県社会福祉協議会の福祉人材部に所属している高橋さんに、今どきの中高生の考えや仕事への想いなどをお聞きしました。
【高橋】 私は福祉の仕事や職場をPRし人材を増やすための専門相談員として、若い世代、主に中高生に福祉の職業を伝える仕事をしています。PRの1つとして「福祉を学ぼう」という訪問講座があり、福祉の職業の中でも特に介護福祉士の人材不足が深刻なため介護の仕事を主に伝えています。あらかじめ学校側にどういった内容で行いたいかを聞きそれに沿ってその学校がある地元の介護施設で働いている職員の方などに講師の依頼をさせてもらっています。生徒さんがなるべく自分とイメージを重ねられるよう、出来るだけ年齢が近い方を講師にと心掛けています。主な対象は中高生ですがそれに限らず要請があれば大学でも企業でもどこにでも行きます。
【深澤】介護の仕事をPRしているのですか?
【高橋】将来の職業を選択する時、自分の両親や関わってきた大人の影響を受けることも多く、例えば、具合が悪くて病院に行った際、看護師さんに優しくしてもらったとか、幼稚園の先生や保育園の先生に憧れてとか。でも介護施設に足を踏み入れる事って若い世代にはなかなかない機会になっていて。知らない職業は選択できないですよね。そこで「介護職」という道もあるよ!と伝えるのが私の役目です。まずは「介護職」という職業があることを「知ってもらうこと」がはじめの一歩だと思っています。
【深澤】講座の内容は?
【高橋】高校生だと主には、介護福祉士になりたい!社会福祉士になりたい!と進路を希望している生徒さんや、まだどうしようか迷っている生徒さんに対しての講座が多いですね。資格取得までの過程など現実的な進み方の説明や、講師の方の実体験をお伝えしています。中学生ですと、「福祉」そのものを知ってもらい職業へ結び付けていくという講座や、職場体験前の事前学習としての講座が主です。「介護福祉士」という言葉自体を知らない、国家資格だということも知らない生徒さんも意外と多く、基本的なところからリアルまで幅広く伝えています。
【高橋】いつも講座の冒頭で私がお話しをするのですが「福祉って聞くと何を思い浮かべますか?」とまず聞きます。そうすると、「おじいちゃんやおばあちゃん」、「老人ホーム」となんとなく高齢者のイメージが多いのですがそこから、福祉について説明をします。
「福祉って大きく分けると3つあって、高齢者福祉・障がい者福祉・児童福祉があるんだよ」と。そういった説明から、いつも必ずお話ししているのは、福祉の頭文字を取って、「ふだんの、くらしの、しあわせ」と伝えています。 それは、“よりよく幸せになるとか、よりよく生きていくために必要なものが福祉”であって高齢者や障がい者、児童だけのためのものではないってことを伝えています。そういうと、「えっ!私にも関係あるの?」っていう気づきが生徒さんの中に生まれてくるんです。
そして、私たちの身の回りには、福祉の要素を持ったものがいっぱいあると自分たちの生活に絡めて説明をします。「例えば、自動ドア。みんな何気なく使っていると思うけど、身体が不自由な人にとっては、ドアの開け閉めは大変な労力が掛かるよね。でも、自動ドアって誰でも簡単に使えるよね?」「自動ドアだけじゃなくて、エレベーターやエスカレーターだって。足の不自由な人には、それがないと上に行くには大変なことでしょ?」身の回りにあるものから、わかりやすく。「ファミレスにある子供用のイスだって」と話すと、生徒さんは、「なんでそれが?」って不思議な顔をするんです。
【深澤】え。なんでですか?(笑)
【高橋】“より良く生きていくために必要なものが福祉”というところに繋がるのですが、そのイスを使うことによって、ご飯を食べる子供もご飯をあげる両親も互いに食事がしやすくなる。「より良く生活するためのもの。みんなのためのものだよ。」と。福祉は特別でもなければ難しいものではなくて、自分たちの身近にあるものと伝えたところで講師の方へバトンタッチ。
【高橋】最初は「関係ない」とか「めんどくさい」っていう気持ちが中高生変わりなく多いですかね。超高齢社会なんて関係ないって子が多いです。どうにかなるでしょ?みたいな。一緒に暮らしている家族の中に高齢者がいれば多少違うのだろうけど、なかなか自分に関係することとして受け取っている生徒さんは少ないのが現状だと思います。でもそれは大人にも共通して言えることなのでそれでいいと思っています。講座を通していかに自分のこととして興味を持って聞いてもらうかが大事で。もちろん興味のない生徒さんだけではなく、最初から興味があって聞いてくれている生徒さんもいるんですよ。介護の仕事をしたいと目指している生徒さんも多くはないですが各学校に一人か二人は必ずいますしね。
【深澤】そうですよね。
【高橋】私、思うんですよ。学校の教科に「福祉」があってもいいかなって。興味のある生徒さんだけではなく誰もが学校で福祉に触れられる環境があればなって。「福祉の心」は何をするにも大切だと思うんです。学校生活においても、社会生活においても。どうやったらみんなが便利にとか、より良くするにはって考える力を養う。それを“福祉の視点”で。
その“福祉の視点”を持つことは、どんな業界に行ったとしても必ず役に立つと思うのです。どんな業界も便利な物やより良いサービスを目指していたりしますよね。より良く幸せになる、より良く生きていくために必要な要素が福祉だと。
そして“福祉の視点”を身につけることで、どこにいっても活躍できる、人の役に立つことができる、そういう人材になることに繋がると思います。だから生徒のみなさんには、“福祉の視点”を養ってほしいんです。
【深澤】“福祉の視点”ですか。物をつくるにもサービスを提供するにも大事なことですね。
【高橋】最初は介護福祉士になる人を1人でも増やそうと躍起になっていましたが、訪問講座をやっていくうちに、段々と「そこじゃないな」と思って。勿論そこも大事ですけどね(笑)まずは、福祉にふれる機会を持ってもらいたい。今はそう思っています。それがゆくゆく福祉の職業を目指すきっかけや、他の職業に就いても役立つことに繋がればと。
【高橋】たくさんありますが、一番忘れられないのがある中学校の男子生徒からの感想に、「福祉は自分にはまったく関係ないものだと思っていたけど、今日講座を受けて、福祉が豊かになれば世の中が豊かになると思った。」って書いてあって。読むにやっとの字だったんですけど(笑)でも本当そうだと思って、ものすごく感動して。もうこれずっと忘れませんよ。国の偉い人にも聞いてもらいたい(笑)
【深澤】うゎ!それって、すごい想像力ですね! 【高橋】生徒さんたちの「気づき」には毎回驚かされ、感動しています。目からウロコがボロボロ(笑)障がいがある方を講師でお呼びした時の感想でも、「障がいは他人がどう思うかじゃなく、自分がどう思うかだと思った。」とか「◯◯はすごい。障がいがあるのになかった。」と書いた生徒さんもいて。その講師の方は本当たくましい方なので、とても障害があるように感じなかったのでしょうね。もう感動して仕方なかったです。「◯◯」のところは、呼び捨てだったけど(笑)
【深澤】せめて“さん”は欲しいですね(笑)
【高橋】毎回、感想を読むのが本当に楽しみで仕方ないです。そのために仕事していると言っても過言じゃないくらい。感想を読み、気付かされること、教えられることがたくさんあります。宝物ですね。
【高橋】そうですね。福祉を“身近に感じてもらうこと”ですかね。以前、講座を受講する生徒さんが元気のいい男子生徒だけという機会がありその講座の中で手話を行うプログラムが組まれていたのですが、普通にやったら興味持てないかなぁ…と思ったんですね。まあ元気がいいのでとにかく一筋縄ではいかないと作戦を考えました(笑)高校2年生の男子が興味を持つこと…「恋愛だ!」と思いその時は、愛の言葉を手話に盛り込みました。「もし自分の彼女の耳が聞こえなくなったらどうする?愛してるくらいは伝えたいよね?」と投げかけたら、みんな頷いてくれて。楽しんでやってくれました(笑)生徒たちから「好きはどうやるの?」「えっ!じゃあ嫌いは?」と質問も次々と出て講師と共に楽しく学びました。興味がでるように講座をもっていく。それには講座が楽しくなるようなるべく内容をわかりやすくし、無関心にならないように。自分の身近なこととして受け取れるようにすれば、ちゃんと聞いてくれるんですね。
【深澤】男って(笑)でも、楽しそうな講座です。
【深澤】聞いているこっちが涙です。ありがとう(涙)
【高橋】「福祉の仕事をぜひやってください!」でなはく、選択肢を広げることのお手伝いなんですね。知らないことは選べないですから。それと“身近に感じること”を大切にしているので、特に思うのですが、福祉や介護の言葉や制度は難し過ぎませんか?「特養」「老健」は私たちには聞き慣れた言葉ですが、子供たちが聞いても「何のこと?」ってなりますよ。中学生の男子生徒が、「老健って、老犬?」だって(笑)
【深澤】あら(笑)。たしかに一般の人だってわからない。介護保険なんて、実際みんなわからないですよね。
【高橋】言葉をわかりやすく伝えていくことも大事ですね。子供がわかることであれば大人だってわかる。言葉も制度も福祉の視点でわかりやすく、より良くすることが大事ではないかと思います。福祉や介護を特別なものではなく、もっとわかりやすく身近になるように伝えたい。誰もが通る道ですから。そんな「種まき」をこれからもしていきたいです。
中高生へ福祉の訪問講座を行っている長野県社会福祉協議会の福祉人材部に所属している高橋さんに、今どきの中高生の考えや仕事への想いなどをお聞きしました。
あなたには介護で働くっていう選択肢もあるんだよ
【深澤】高橋さんのお仕事って?【高橋】 私は福祉の仕事や職場をPRし人材を増やすための専門相談員として、若い世代、主に中高生に福祉の職業を伝える仕事をしています。PRの1つとして「福祉を学ぼう」という訪問講座があり、福祉の職業の中でも特に介護福祉士の人材不足が深刻なため介護の仕事を主に伝えています。あらかじめ学校側にどういった内容で行いたいかを聞きそれに沿ってその学校がある地元の介護施設で働いている職員の方などに講師の依頼をさせてもらっています。生徒さんがなるべく自分とイメージを重ねられるよう、出来るだけ年齢が近い方を講師にと心掛けています。主な対象は中高生ですがそれに限らず要請があれば大学でも企業でもどこにでも行きます。
【深澤】介護の仕事をPRしているのですか?
【高橋】将来の職業を選択する時、自分の両親や関わってきた大人の影響を受けることも多く、例えば、具合が悪くて病院に行った際、看護師さんに優しくしてもらったとか、幼稚園の先生や保育園の先生に憧れてとか。でも介護施設に足を踏み入れる事って若い世代にはなかなかない機会になっていて。知らない職業は選択できないですよね。そこで「介護職」という道もあるよ!と伝えるのが私の役目です。まずは「介護職」という職業があることを「知ってもらうこと」がはじめの一歩だと思っています。
【深澤】講座の内容は?
【高橋】高校生だと主には、介護福祉士になりたい!社会福祉士になりたい!と進路を希望している生徒さんや、まだどうしようか迷っている生徒さんに対しての講座が多いですね。資格取得までの過程など現実的な進み方の説明や、講師の方の実体験をお伝えしています。中学生ですと、「福祉」そのものを知ってもらい職業へ結び付けていくという講座や、職場体験前の事前学習としての講座が主です。「介護福祉士」という言葉自体を知らない、国家資格だということも知らない生徒さんも意外と多く、基本的なところからリアルまで幅広く伝えています。
ふだんの・くらしの・しあわせ
【深澤】講座の内容をもっと知りたいです。【高橋】いつも講座の冒頭で私がお話しをするのですが「福祉って聞くと何を思い浮かべますか?」とまず聞きます。そうすると、「おじいちゃんやおばあちゃん」、「老人ホーム」となんとなく高齢者のイメージが多いのですがそこから、福祉について説明をします。
「福祉って大きく分けると3つあって、高齢者福祉・障がい者福祉・児童福祉があるんだよ」と。そういった説明から、いつも必ずお話ししているのは、福祉の頭文字を取って、「ふだんの、くらしの、しあわせ」と伝えています。 それは、“よりよく幸せになるとか、よりよく生きていくために必要なものが福祉”であって高齢者や障がい者、児童だけのためのものではないってことを伝えています。そういうと、「えっ!私にも関係あるの?」っていう気づきが生徒さんの中に生まれてくるんです。
そして、私たちの身の回りには、福祉の要素を持ったものがいっぱいあると自分たちの生活に絡めて説明をします。「例えば、自動ドア。みんな何気なく使っていると思うけど、身体が不自由な人にとっては、ドアの開け閉めは大変な労力が掛かるよね。でも、自動ドアって誰でも簡単に使えるよね?」「自動ドアだけじゃなくて、エレベーターやエスカレーターだって。足の不自由な人には、それがないと上に行くには大変なことでしょ?」身の回りにあるものから、わかりやすく。「ファミレスにある子供用のイスだって」と話すと、生徒さんは、「なんでそれが?」って不思議な顔をするんです。
【深澤】え。なんでですか?(笑)
【高橋】“より良く生きていくために必要なものが福祉”というところに繋がるのですが、そのイスを使うことによって、ご飯を食べる子供もご飯をあげる両親も互いに食事がしやすくなる。「より良く生活するためのもの。みんなのためのものだよ。」と。福祉は特別でもなければ難しいものではなくて、自分たちの身近にあるものと伝えたところで講師の方へバトンタッチ。
もし学校の教科に福祉があったら
【深澤】講座を受けた生徒さんたちの反応は?【高橋】最初は「関係ない」とか「めんどくさい」っていう気持ちが中高生変わりなく多いですかね。超高齢社会なんて関係ないって子が多いです。どうにかなるでしょ?みたいな。一緒に暮らしている家族の中に高齢者がいれば多少違うのだろうけど、なかなか自分に関係することとして受け取っている生徒さんは少ないのが現状だと思います。でもそれは大人にも共通して言えることなのでそれでいいと思っています。講座を通していかに自分のこととして興味を持って聞いてもらうかが大事で。もちろん興味のない生徒さんだけではなく、最初から興味があって聞いてくれている生徒さんもいるんですよ。介護の仕事をしたいと目指している生徒さんも多くはないですが各学校に一人か二人は必ずいますしね。
【深澤】そうですよね。
【高橋】私、思うんですよ。学校の教科に「福祉」があってもいいかなって。興味のある生徒さんだけではなく誰もが学校で福祉に触れられる環境があればなって。「福祉の心」は何をするにも大切だと思うんです。学校生活においても、社会生活においても。どうやったらみんなが便利にとか、より良くするにはって考える力を養う。それを“福祉の視点”で。
その“福祉の視点”を持つことは、どんな業界に行ったとしても必ず役に立つと思うのです。どんな業界も便利な物やより良いサービスを目指していたりしますよね。より良く幸せになる、より良く生きていくために必要な要素が福祉だと。
そして“福祉の視点”を身につけることで、どこにいっても活躍できる、人の役に立つことができる、そういう人材になることに繋がると思います。だから生徒のみなさんには、“福祉の視点”を養ってほしいんです。
【深澤】“福祉の視点”ですか。物をつくるにもサービスを提供するにも大事なことですね。
【高橋】最初は介護福祉士になる人を1人でも増やそうと躍起になっていましたが、訪問講座をやっていくうちに、段々と「そこじゃないな」と思って。勿論そこも大事ですけどね(笑)まずは、福祉にふれる機会を持ってもらいたい。今はそう思っています。それがゆくゆく福祉の職業を目指すきっかけや、他の職業に就いても役立つことに繋がればと。
読みづらい字だって、呼び捨てだって
【深澤】今までの訪問講座で印象的だったことってあります?【高橋】たくさんありますが、一番忘れられないのがある中学校の男子生徒からの感想に、「福祉は自分にはまったく関係ないものだと思っていたけど、今日講座を受けて、福祉が豊かになれば世の中が豊かになると思った。」って書いてあって。読むにやっとの字だったんですけど(笑)でも本当そうだと思って、ものすごく感動して。もうこれずっと忘れませんよ。国の偉い人にも聞いてもらいたい(笑)
【深澤】うゎ!それって、すごい想像力ですね! 【高橋】生徒さんたちの「気づき」には毎回驚かされ、感動しています。目からウロコがボロボロ(笑)障がいがある方を講師でお呼びした時の感想でも、「障がいは他人がどう思うかじゃなく、自分がどう思うかだと思った。」とか「◯◯はすごい。障がいがあるのになかった。」と書いた生徒さんもいて。その講師の方は本当たくましい方なので、とても障害があるように感じなかったのでしょうね。もう感動して仕方なかったです。「◯◯」のところは、呼び捨てだったけど(笑)
【深澤】せめて“さん”は欲しいですね(笑)
【高橋】毎回、感想を読むのが本当に楽しみで仕方ないです。そのために仕事していると言っても過言じゃないくらい。感想を読み、気付かされること、教えられることがたくさんあります。宝物ですね。
君たち!愛してるって言える?
【深澤】仕事で大切にしていることってありますか?【高橋】そうですね。福祉を“身近に感じてもらうこと”ですかね。以前、講座を受講する生徒さんが元気のいい男子生徒だけという機会がありその講座の中で手話を行うプログラムが組まれていたのですが、普通にやったら興味持てないかなぁ…と思ったんですね。まあ元気がいいのでとにかく一筋縄ではいかないと作戦を考えました(笑)高校2年生の男子が興味を持つこと…「恋愛だ!」と思いその時は、愛の言葉を手話に盛り込みました。「もし自分の彼女の耳が聞こえなくなったらどうする?愛してるくらいは伝えたいよね?」と投げかけたら、みんな頷いてくれて。楽しんでやってくれました(笑)生徒たちから「好きはどうやるの?」「えっ!じゃあ嫌いは?」と質問も次々と出て講師と共に楽しく学びました。興味がでるように講座をもっていく。それには講座が楽しくなるようなるべく内容をわかりやすくし、無関心にならないように。自分の身近なこととして受け取れるようにすれば、ちゃんと聞いてくれるんですね。
【深澤】男って(笑)でも、楽しそうな講座です。
むずかしいことをむずかしく言う意味ってあるの?
【高橋】私たちが作った福祉の仕事や職場をPRするDVDがり、そのDVDを観てくれたある通信制高校の男子生徒が、「俺、介護の仕事やってみたい!」と今それを目指して頑張っているんです。今まで目標や夢が持てずにいた生徒が「やってみたい!」って言ったことに驚いたと先生から連絡をもらい、その話を聞きものすごく嬉しかった。生徒さんの人生の目標を作るきっかけになったことが、もう本当に嬉しかったです。DVD作って良かったなぁって。【深澤】聞いているこっちが涙です。ありがとう(涙)
【高橋】「福祉の仕事をぜひやってください!」でなはく、選択肢を広げることのお手伝いなんですね。知らないことは選べないですから。それと“身近に感じること”を大切にしているので、特に思うのですが、福祉や介護の言葉や制度は難し過ぎませんか?「特養」「老健」は私たちには聞き慣れた言葉ですが、子供たちが聞いても「何のこと?」ってなりますよ。中学生の男子生徒が、「老健って、老犬?」だって(笑)
【深澤】あら(笑)。たしかに一般の人だってわからない。介護保険なんて、実際みんなわからないですよね。
【高橋】言葉をわかりやすく伝えていくことも大事ですね。子供がわかることであれば大人だってわかる。言葉も制度も福祉の視点でわかりやすく、より良くすることが大事ではないかと思います。福祉や介護を特別なものではなく、もっとわかりやすく身近になるように伝えたい。誰もが通る道ですから。そんな「種まき」をこれからもしていきたいです。
※DVD(無料)のお問合せは、長野県社会福祉協議会福祉人材部まで。
TEL:026-226-7330 E-mail:jinzai@nsyakyo.or.jp
TEL:026-226-7330 E-mail:jinzai@nsyakyo.or.jp
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