ときめき、感じてますか?
病は気からと言いますが、「笑い」が健康に一定の効果があるという説は有名ですね。医学的にも「笑う事でがん細胞やウイルスを攻撃する免疫力型が高まり、さらに血行促進や自律神経が整う」というデータが得られています(参考:神奈川県予防医学協会より)。また、大阪府では漫才師などの協力を得て医療や介護現場の職員に「笑いの取れる」治療を指導する方針を取っているとか。さすが笑いの本場ですね。そして今、「笑い」に加えてもう一つ注目を浴びているのが「ときめき」効果。ときめきを感じる事が認知症予防につながるのではないか、と考えられているのです。「ときめきで認知症予防」、一体どういう仕組みなんでしょうか
ときめきが認知症予防にきく仕組みって?
もう何年もときめきなんて感じた事がない・・・という方もいるかもしれません。一般的に「ときめき」と言うと異性へのあこがれや恋愛感情を想像する人が多いでしょう。ですが、意外と日常のありとあらゆる所にときめきは潜んでいるのです。例えば好きな物を食べた時、趣味に打ち込んでいる時、好きな歌手(異性・同性問わず)の歌を聴いた時、子供や孫からメールが来た時。「嬉しい」「楽しい」「美味しい」こういう風に感じますよね。こういったプラスの感情は全てときめきなんです。
このときめきを感じた時、「脳が活性化して、快感につながる『ドーパミン』や幸福感を感じる『エンドルフィン』といった良い神経伝達物質の分泌が活発(『ジャスティカWEB MAGAZINE』より)」になっています。
多くの認知症は(アルツハイマー型など)は、神経細胞がダメージを受けたり減少する事で引き起こされます。ですから、脳が活性化する「ときめき」が認知症予防に効果的なのではないか、と言われているのですね。
手軽にできる認知症予防…と言えるかも!?
何も変化のない抑揚のない生活が続くと、高齢者でなくとも日にちや曜日の感覚がなくなったり忘れっぽくなったりします。頭を使う事はやはり認知症予防に効果的。そしてそれを手軽に行えるのがこの「ときめき」を感じるという行為です。自分の人生を楽しくするため、そして将来の認知症予防のために、小さな事でもときめきを感じられるようになってみませんか?日常の小さな出来事をプラスにとらえる癖がつけば、うつ病予防にもなりそうですよね。
身近に高齢者がいる方も、積極的にときめきを提供してあげましょう。
出典:http://www.daiwa-pharm.com/
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。