介護認定されたら、次のステップは使い道を決めること
介護保険の事前手続きの結果、介護認定の通知が来たら、次にその使い道を決めていくことになります。介護保険施設(老人ホーム等)へ入所してもらうのか、自宅での介護をするのか。
家をバリアフリー化するのか、車いすなど必要器具をそろえるのか。
これら「ケアプラン」を考えるにあたっては、検討することがたくさんあります。
ベストなケアプランを作るポイント
本人にとっても介護する人にとってもベストなケアプランを作るには、1.親がどういったスタイルの介護サービスを望むのか?
2.自分でしてあげられる親の介護はどこまでか?
を検討することが大切です。
また介護にはどうしてもお金の問題がつきまといます。
介護する側のライフスタイルや働き方、体力なども大きく関わってきますので、専門家(ケアマネージャー)などに質問しながら、本当に必要なケアプラン作成を目指しましょう。
こんなケースは避けたい
ここで、実際にあった話をひとつご紹介。母一人・娘一人の世帯で、娘さんが仕事を休職されお母様の介護を献身的に行われていたご家庭がありました。ですがお母様の認知症進行が早く、娘さんの負担が大きくなったために、娘さん自身が介護疲れから、お母様を虐待するようになってしまいました。
このケースから学ぶべきことは娘さんの負担をどう軽くするかということで、ケアプランの見直しが必要だったと思います。限られた支給額の中で最善のプラン作成をするためには、サービス内容を正確に知って、その時々の状態に合わせた対応を取ることが大切です。
-
関東 [12230]
-
北海道・東北 [6920]
-
東海 [4898]
-
信越・北陸 [3311]
-
関西 [6702]
-
中国 [3567]
-
四国 [2056]
-
九州・沖縄 [7732]
この記事の寄稿者
吉田 要
獨協大学経済学部経営学科卒業 ファイナンシャルプランナー(AFP)
平成25年6月より介護マネーに特化したファイナンシャルプランナー事務所 レイズコンサルティング株式会社を開設。また東京都江東区内にてデイサービスホーム(通所介護施設)も運営し、実際の介護の現場にて多くの高齢者の方々の 介護援助も行っている。