寄稿

第7回 メディケアフーズ展2015に行ってきた!

おいしすぎる介護食に新化した調理器具。最新のメディケアフード事情に迫ります!

メディケアフーズ展とは

毎年東京ビッグサイトで開催されている、「メディケアフーズ展」。今年もたくさんのケアマネさんや介護関連の方々が来場されていました。
メディケアフーズ展 毎年開かれるこのメディケアフーズ展、とても注目度の高いイベントです。 メディケアフーズ展 在宅介護でも施設介護であっても、高齢者の食事はお身体の状態を左右するとても重要な要素です。
介護が必要な高齢者の食事にはさまざまな制約があります。もちろん通常の食事が摂れる方、ソフト食やきざみ食、ペースト食が必要な方、またカロリーコントロールや減塩食、アレルギー食材を除いた料理の方・・・など、そのオーダーは人によって違います。 メディケアフーズ展 メディケアフーズ展 私は仕事上、さまざまな老人ホームの食事を試食させていただく機会があります。一昔前まで高齢者施設の食事は、見た目も病院で出される入院食のような食事で、味気なく、決して食欲を刺激するような食事ではありませんでした。

しかし最近の高齢者施設の食事はとてもみなさん工夫されています。
数年前は、ソフト食やきざみ食などを一旦加工し見た目を元の形にできるだけ近づけて形成しなおし配膳する、といった配慮がなされたりしていました。
ここ最近は原型のまま調理加工し、指で触るだけで崩れるほど柔らかくしたり、魚の骨までが柔らかく調理されるまでに進化しています。 メディケアフーズ展 メディケアフーズ展では、出展各社が様々な独自手法で調理した試食サンプルが並べられていました。

いくつか試食して思ったのは、どの料理もしっかり味がついておりとても美味しくすごく柔らかくてもそれなりに歯ごたえのような感覚を感じられること。そして、厨房機器メーカーにおいても高齢者の食事を作るための機器の開発に余念がないということ。 メディケアフーズ展 メディケアフーズ展

毎日食べる食事が美味しいのは当たり前

よく老人ホームなどで「こちらのホームのウリはどんな点ですか?」という質問をさせていただくと、一昔前までは「私どものホームはご入居者様の皆様から食事が美味しいと評判が良いです」というお答えをいただくことが多くありました。

私の立場からの感想を言わせていただくと、毎日食べる食事が美味しいのは当たり前、美味しくない食事を出す老人ホームはあり得ないということです。

もし自分が食事の美味しく無い老人ホームに入る状況になったとしたら、それはもう苦痛以外の何物でもないと思います。老人ホームなどの高齢者施設に入居されている方の毎日の楽しみの一つに「食事」というのは当たり前です。

だからこそ、見た目でも美味しそうに見えもちろん食べても美味しい、そして少しでも毎日を楽しんでもらえる生活を過ごしていただきたいと思っています。

食器でもいまだにプラスチック製の食器を使っている老人ホームもあります。食器の見た目ひとつで、どれだけ美味しく調理した料理も味が半減してしまうケースがたくさんありますので、できれば食器にもこだわり、盛り付けも美味しそうな盛り付けを工夫するだけで、とても美味しく感じます。

ある老人ホームでは伊万里焼の食器を使っておられました。その際にお聞きした話では、ご入居者の方が食器を割るというのは極めて稀なことで、食器を割ってしまうのはどちらかというと職員の方が多いとおっしゃっておられたのが印象的でした。 メディケアフーズ展
田中宏信

この記事の寄稿者

田中宏信

(株)エイジプラス 東京支社長兼関東有料老人ホーム紹介センター主任相談員。介護施設の紹介業をしつつ、プライベートでは全国の被災地へ出かけてボランティアをしてます。

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