まとめ

認知症高齢者の「日常生活自立度」ってなに?

介護度とは異なる「日常生活自立度」。それぞれのランクがどんな状態を表しているか、どんな時にこのランクが使われているか知っていますか?

日常生活自立度

認知症の「日常生活自立度」とは?

良く知られている要介護1・2・・・のような要介護認定の介護度とは別な、認知症の状態を表すスケールが「日常生活自立度」です。
認知症の「日常生活自立度」は、ランクⅠ~ⅣとMの5段階に分けられており、ランクⅠがもっとも自立度が高いことを意味します。ランクごとの判定基準や症状の例は以下のようなものがあります。

  • ランクⅠ
  • 何らかの認知症を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している。
  • ランクⅡ
  • 日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる。
    たとえば・・・
  • 家の外で → お金の管理などでミスが目立つ。たびたび道に迷う。
  • 家の中で → お薬の管理などができない。来客対応ができない。

  • ランクⅢ
  • 日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。
    たとえば・・・
  • 日中中心もしくは夜間中心で → 着替えや食事、排せつがうまくできない・時間がかかる、大声、奇声。

  • ランクⅣ
  • 日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする。
    たとえば・・・
  • 昼夜を問わず → ランクⅢのような状態。

  • ランクM
  • 著しい精神症状や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。
    たとえば・・・
  • 妄想、興奮、自傷や暴力など。

  • 「日常生活自立度」と要介護認定の介護度とを比べると、「日常生活自立度」は体の状態よりも認知症の進行度合いそのものに沿っていることがわかりますね。
    出典:http://www.mhlw.go.jp/

    認知症ケアの今後と「日常生活自立度」の活用

    今後、ますます増えると言われる認知症患者。本日6日に発表された介護報酬改定の詳細の中でも、通所介護(デイサービス)を対象とした「認知症加算」の要件として、日常生活自立度Ⅲ以上の利用者が2割以上いること、とあります。
    認知症の人がその人に合ったケアを受けられること、それによってできるだけ自立度の高い状態で日々を過ごせること。そのためにもこういったスケールが持つ役割は大きいかもしれませんね。
    出典:http://www.joint-kaigo.com/
    まーしー

    この記事の寄稿者

    まーしー

    介護のほんねニュースライター。とある町の公式キャラとの情報もあるが、定かではない。

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