寄稿

50年後の介護は?生活は? 日本の未来を本気で考えてみる#2

介護報酬改正をキーに日本の課題をどう解決するかご意見を募集した前回。議論を加速すべく、50年後の未来について考えてみます。

50年後の日本

介護について、未来について、続く議論

前回公開した「介護は良くなるのか?介護報酬改定から日本の未来を本気で考えてみる」について、思った以上に多くの方からさまざまなご意見をいただくことができ、もっともっと議論すべきなのだと実感しました。
まずはいただいたコメントを一部抜粋してご紹介したいと思います。

  • 介護予防が大切
  • 介護の大変さやみんな当事者になり得ることを伝えていくべき
  • 介護の仕事に対する悪いイメージを変えるべき
  • 介護職員が足りず、家事的な業務になってしまう(⇒これに対し、家事的な業務だからこそ報酬が下がるとの意見も)
  • 単身の高齢者が増えていることが問題。若者が地方に就職しやすくする
  • 報道のされ方で福祉が儲かるように見えているのが問題
  • 事業所が儲けすぎでは
  • 介護職も一般企業と同じくらいの報酬があるべき
  • 今の収入では世帯を持つことすら難しい
  • ヘルパーがボランティア状態
  • ケアマネも体がつらい
  • 介護現場の人に目を向けてほしい
  • 職員は確かに大変だが、スキルのない人もいる
  • 介護保険料を40歳未満に引き下げるべき
  • 介護福祉士を業務独占資格とする
  • 実働の介護をしている人に報酬が届く仕組みが必要
  • 人件費に回すべき報酬の割合を法律で決めてしまうべき
  • 税収は上がらないことを前提に使い方を議論すべき
  • 本当に必要な人だけ介護保険を使えるようにするのはどうか
  • 在宅で認知症をみたら家族が共倒れしてしまう
  • 賃金はアップしないと思う
  • 1万2000円は大きいけれどまだ安い
  • 一人でも多くの人が危機感を持って考えるべき
  • みんな介護やろうぜ!!
  • ・・・etc.

    どれもこれも大切なポイントを突いていて、できることならすべて実行したらいいんじゃないかと思いながら読んでいます。真剣に考えている人がたくさんいることにちょっとだけ安心できました。(個人的には最後のが一番好きです。こういう時、ポジティブは大事です。)

    介護のほんねニュースのようなメディアが果たせる役割についてもたくさんのご意見をいただくことができ、この場があること自体も重要なのだと感じています。やりがいを持って介護の仕事をしている方はもっとご紹介できればと思っていますし、一方で予防法や困難さなど現実的な部分も隠さず届けていきたいと思っています。また、介護職の賃金の問題についても、解決させようと努力している事業所の例などご紹介できればと思っています。
    引き続き、ご意見を募集していますので、コメント欄や介護のほんねFacebookページTwitter などでお寄せください。

    ▼Facebookページの当該スレッドはこちら※このあとも記事は続きます

    今度は50年後の日本を想像してみる

    前回は比較的、10年程度先の近未来の日本をイメージしながら書いたので、コメントもそういった10年程度を見据えたものが多かったように思います。そこで今回はあえて思いっきり視野を広げるべく、50年後の日本(2060年代)まで考えてみたいと思います。
    介護のほんねニュースで以前取り上げた50年後の日本の未来予測を振り返ってみましょう。

  • 60歳を過ぎてから「老後」の時間が30年近くある
  • 生まれる子どもの数は今の半分以下になる
  • 2.5人に1人が65歳以上の高齢者となる

  • なんということでしょう。これで日本が沈まずにそこにあるとは思えない・・・もしそのころまだ日本が無事だったら何かの奇跡なのでは・・・私は50年後も生きている予定なのですが果たして生きていけるのだろうかと気が遠くなってきました。

    ちょっと絶望感が漂ってしまいましたが、50年後、どんな暮らしをしていたいですか? どんな日本になっていたら幸せですか? 子や孫にはどんな生活をしてほしいですか?
    こんな視点で考えたらまた違ったアイディアが出てくるのではないでしょうか。

    たとえば、
  • もっと長く仕事を続けられる未来
  • もっとたくさん子どもが生まれて育つ未来
  • もしかしたら、「老後の時間は短くてもいいから今を思いっきり楽しむ生き方を推奨する!」とか、そういったアイディアも面白いかもしれません。

    みなさまからの意見をまだまだ募集しています。コメント欄や 介護のほんねFacebookページTwitter でお待ちしています。

  • 介護はどうすれば良くなりますか?
  • 50年後の未来のためにどんなことができると思いますか?
  • などなど。
    一人でも多くの人が知恵を絞ること、それが大切な第一歩です。
    横尾千歌

    この記事の寄稿者

    横尾千歌

    介護のほんね」ディレクター。介護の用語や介護関連の仕事のこと、高齢者向けの住宅事情など、今まで縁遠かった人でも読みやすいよう図や絵とともに情報を発信します。

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