日本最西端の老人ホームを調べてみた!

コラム , 施設紹介
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2014.10.29
与那国島 写真出典:離島.com

日本最西端の島の介護事情

東京から飛行機を乗り継いで5時間、ようやくたどり着くのが日本最西端の地、「与那国島」です。
この島もまた、人口減少やインフラ整備の遅れ、公共サービス不足など過疎地特有の悩みを抱えています。
中でも深刻なのは、人口1500人前後のうち高齢者が2割を超す島の高齢化問題。
そして、その高齢者達が十分な福祉サービスを受けられない事でした。
施設もない、介護する若者もいないと言う状態で、以前の与那国島の高齢者達には行き場がなかったのです。

与那国初の介護施設は平成12年誕生

そんな与那国島にも、平成12年の介護保険制度施行にあわせて介護施設が誕生しました。
沖縄の代表的なハーブから名前をもらったその施設は『月桃の里』。
その建設当時、設立代表者のコザ病院理事長は「町と連携し、福祉分野を充実させ医療の拡充に努めたい」(99年4月.琉球新報より)と語っています。
これによって、遅れがちだった与那国の老人福祉分野は、一歩踏み出したことになります。

介護施設『月桃の里』とは?

月桃の里は、ダンヌ浜の景観をのぞむ自然豊かな公園内に作られました。
11000㎡の敷地に入居定員は30人、比較的小規模な施設です。
ここには2人部屋からの居室が9室、洗濯室、レクリエーションに利用される広々としたホールもあり、必要十分な設備はそろっています。また、平均常勤スタッフ12人によるデイサービスやショートステイの受け入れも可能です。しかし、医療スタッフは常駐していません。
対して、2014年10月現在最も新しい沖縄の介護施設は、約2000㎡の敷地に定員57人の中規模クラス。ここでは日中は看護師が常駐している他、24時間ドクターコール体制を設けており、医療サービスも充実しています。
その施設設備やサービス内容を比べると、月桃の里が見劣りしてしまう部分も正直少なくありません。
ですが、月桃の里のゆったりとした敷地、散策路から見下ろすダンヌ浜の絶景は与那国ならではの物。そして何より、少人数体制を生かしたきめ細やかなケアが受けられるのは『月桃の里』の強みです。

今後の『月桃の里』に期待されるのは?

与那国に生まれ、与那国を愛した高齢者達。
彼らが与那国で最後の時を心静かに終えるためには、今や月桃の里はなくてはならない存在になっています。
「人間尊重」を理念に掲げる月桃の里は、今後は与那国唯一の介護施設として、島の老人福祉の牽引役になっていくのでしょう。
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