「認認介護」とは ~認知症の人が、認知症の人を介護する。超高齢社会の課題と対策~

認知症 , 社会問題 , 超高齢社会
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2014.10.29
認認介護 以前の記事で、日本の認知症患者は予備軍も含めると800万人を超えるとお伝えしました。65歳以上の4人に1人が認知症または予備軍、という時代。ご夫婦でともに認知症という方も少なくありません。

  • 誰もがなりうる認知症
  • 「認認介護」とは

    認認介護(にんにんかいご)とは、介護をする人もされる人も認知症、という状態を表します。高齢者が高齢者を介護する老々介護の中でも、5年ほど前から少しずつ着目されるようになってきた問題です。中には虐待につながってしまったり、室内でご夫婦で倒れているところを発見されたり、といった悲惨な事件につながっているケースもあります。
    出典:なぜ死なせてしまったか ~“認認介護”の現場で~
    出典:「認認介護」世帯を襲った猛暑 熱中症で死亡、腐乱遺体も… 息子と同居で行政サービスの対象外に

    悲劇をこれ以上産まないために、できること

    家族に連絡していますか
    「今日はどんなことがあった?」「来週は何をするの?」「あのテレビ、まだ見てる?何曜日にやっていたっけ?」など、簡単な問いかけでも、認知症の予防や発見につながります。認知症はいつ誰がなってもおかしくありません。最初はちょっとした物忘れなどから始まり、曜日や時間の感覚がなくなったり、怒りっぽくなったりと、徐々に進行していきますので、ちょっとした異変を早くにキャッチすることが大切です。また、遠く離れた家族の様子をレポートしてくれる見守りサービスもありますので、なかなか連絡が取れない方にはおすすめです。

  • 例:見守りサービス「つながりプラス」を運営する神山さんインタビュー


  • 地域の交流はありますか
    店舗や住宅を改装した、交流の場を作っている自治体もあります。近所を歩いてみたら見つかるかもしれません。市区町村のホームページなどでも情報が載っていることがあります。

  • 例:東京都調布市の地域の交流の場「野ヶ谷の郷」


  • 認知症のこと、認認介護のこと。話題にしてください
    認知症や認認介護のことを知っている人が一人でも増えれば、もし目の前にそうした問題を抱えている人がいたときに見過ごさなくて済むかもしれません。この記事を見た方がひとりでも多くまわりの人と話題にするだけでも、少しずつ社会が変わっていきます。
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    寄稿者

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    横尾千歌

    介護のほんね」ディレクター。介護の用語や介護関連の仕事のこと、高齢者向けの住宅事情など、今まで縁遠かった人でも読みやすいよう図や絵とともに情報を発信します。