生きている期間=「寿命」、健康な期間=「健康寿命」
寿命はあくまでも「生きている期間」を表す数字。それに対して「健康でいる期間」を表す健康寿命というものを聞いたことがありますか?健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと。日本人の平均寿命は男性80歳、女性86歳なのに対し、健康寿命は男性70歳、女性73歳(※)。つまり、この平均寿命と健康寿命の差は「不健康」な期間を表しているとも言えますよね。
身の回りのことは自分でできるけれど1人で出歩くのが難しいくらいの人から、1日中ベッドで介護をしてもらっているという人まで個人差はあるでしょう。ですが男性なら亡くなる前の9年間、女性は13年間も何かしら健康上の問題を抱えていることになります。
中には、楽しい時間より苦痛を味わう時間が伸びただけと感じている人もいるかもしれません。いかに充実した人生を過ごせるかは、何年生きるかより健康寿命の長さにかかっていると言えそうですね。
健康寿命、どうやって伸ばす?
戦後の日本で急激に平均寿命が延びたのは、医療や福祉の制度が整ったことや、食生活が改善されたためです。長寿国の称号は日本の生活水準や医療水準の高さを表す数字にもなりますから、もちろん不名誉なものではありません。ですが本来目指していたのは平均寿命を延ばすことではなく、国民の健康的な生活です。十分過ぎるまでに平均寿命が延びた今、その目的は達成されたと言えるのでしょうか?現在、厚生労働省では国民運動としてスマートライフプロジェクトを展開しており、健康寿命を延ばすための具体的な方法として次の3つを提案しています。
適度な運動、健康的な食生活、そして禁煙。やってみると案外難しいものですが、1つ手前のバス停から歩くくらいなら毎日でも無理なくできそうですよね。
自分や家族のためにいつまでも元気でいたいなら、今日からぜひ3アクション始めてみてはいかがでしょうか?
老人ホーム・介護施設を探す
-
関東 [12229]
-
北海道・東北 [6915]
-
東海 [4890]
-
信越・北陸 [3312]
-
関西 [6679]
-
中国 [3581]
-
四国 [2057]
-
九州・沖縄 [7729]
この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。