まとめ

突然始まる介護。始まるきっかけで多いものは?

どんなきっかけで介護は始まるのでしょうか?平成22年国民生活基礎調査からヒントをもらって、予防策を考えてみましょう。

介護のきっかけ

介護生活は突然やってくる・・・

介護するのもされるのも、まだまだ先の話」なんて思っていませんか?
実は介護って、ある日突然始まるもの。でもそのきっかけとなっているものは多くの人で共通しているんです。そんなきっかけを調査したのが「国民生活基礎調査」です。

要支援者、要介護者それぞれできっかけとなったものは?

まず、介護が必要になった主な原因を要介護度別に見てみましょう。
要支援者では「関節疾患」が19.4%で最も多く、「高齢による衰弱」が15.2%、「骨折・転倒」によるものは12.7%となっています。要支援者の場合は30%近くの方で骨関節疾患が原因なんですね。
また要介護者では「脳血管疾患(脳卒中)」が24.1%と最も多く、次に「認知症」が20.5%となっています。
いずれにしても、転倒や骨折、脳卒中は突然起こるものです。これらの突発事態が介護が始まるきっかけの上位にあるのです。
ですが、こうした事態は事前に予防することもできます。私たちは何に気をつけるべきでしょう?
出典:http://www.jarm.or.jp/

骨関節疾患の予防には筋力向上トレーニング

骨関節疾患を防ぐための方法は、「筋力向上トレーニング」、いわゆる筋トレです。骨や関節は筋肉に包まれています。その筋肉を鍛えることで、転倒のリスクを減らすことができるんです。それだけではなく、加齢とともに衰える関節機能を維持したり、骨粗しょう症の予防にもつながります。
トレーニングといっても内容は年齢に応じて考えることができますし、今までの生活に少し歩くことを増やすだけでもトレーニングになります。しかも、運動習慣のなかった高齢者ほど、その効果が期待できるのです。筋力向上トレーニングは介護予防にとても重要な役割を果たしているんですね。

脳血管疾患の予防には定期的な健康診断と生活習慣見直しを

脳血管疾患は、血管が破れてしまう「脳出血・くも膜下出血」と、血管が詰まる「脳梗塞・一過性虚血発作」に分けられます。一昔前までは脳出血が多かったのですが、現在では脂質異常症や糖尿病を患う方が多くなったため、血管詰まる脳梗塞の割合が高くなってきています。
こうした病気を予防するには、職場や自治体が実施する健康診断をしっかり受け、まず自分のからだの状態を把握します。そして生活習慣病がある場合には、適切な生活習慣へと自己コントロールをすることが大切なんですね。
出典:http://www.mhlw.go.jp/

家族で介護の話をしておこう

そうはいってもある日介護が必要な状態になってしまうかもしれません。例えば身内が突然の脳卒中で倒れ、意志疎通ができなくなった場合、その方がどのような介護を望んでいたのかを聞けないまま生活を変えなくてはなりません。そうならないために、事前の準備やお互いの心構えが大切です。親の老いを感じることが増えてきたなら、家族で介護について話してみましょう。
介護の話は、介護を受ける側と提供する側、それぞれのために必要な話題です。本人の希望と家族の現実。お互いの状況を照らし合わせることで、漠然と考えていた介護が具体的なものとなっていくでしょう。
チヴェッタ

この記事の寄稿者

チヴェッタ

介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。

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