年金はいくらもらえる?「自分の老後に備えるマネープラン ~その1~」
老後にはいくら必要?「自分の老後に備えるマネープラン ~その2~」
どうやって貯める?「自分の老後に備えるマネープラン ~その3~」
老後の備えの基礎になるのが年金。
その年金がどのくらい受け取れるのかが分かったら、次に老後30年間に必要なお金のシミュレーションをしてみましょう。
収入としては、年金、退職金、その他収入、個人年金等があります。支出としては、生活費、住居費、趣味娯楽費、交際費等があります。
さらに生活費を細かく見てみると、食費・家賃・水道光熱費・交通費・通信費・保険医療費・被服費等に分けることができます。人によっては教育費や車両維持費、ペットにかかる費用なども計上しなければならない方もいるでしょう。
生活費には節約できるものとできないもの、老後になるとかえって増えるものの三種類があります。
食費、被服費、通信費、交通費は節約できます。住居費、光熱費はそれほど節約できず、医療費は大きく増えてしまうことを織り込んでおきましょう。
また新たに発生する可能性があるのが、自分の介護に関わる費用。いくら介護保険があると言っても、かかる費用全てを賄うことはできません。また今後要介護者の増加により、支給条件が厳しくなっていくことは充分に考えられます。
医療費や介護に関わる費用は、それがいつまで続くのかで大きく変わってきます。私がお会いした方々のケースをいくつかご紹介しますので、参考になさってみてください。
ケース1 85歳女性、脳卒中にて入院。退院後要介護度4の認定
ケース2 90歳女性、独居、認知症で要介護度2
ケース3 84歳女性、独居、軽度の認知症、杖歩行で要介護度1
これらを参考に、まずは自分にとって必要と思われる老後30年間の費用、得られる収入を計算。
【収入+現在の貯蓄額-支出=不足する老後の必要額】
の式に当てはめて計算してみます。
答えとして出た数字が、新たに貯めるべき金額になります。
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関東 [12230]
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北海道・東北 [6920]
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東海 [4898]
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信越・北陸 [3311]
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関西 [6702]
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中国 [3567]
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四国 [2056]
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九州・沖縄 [7732]
この記事の寄稿者
吉田 要
獨協大学経済学部経営学科卒業 ファイナンシャルプランナー(AFP)
平成25年6月より介護マネーに特化したファイナンシャルプランナー事務所 レイズコンサルティング株式会社を開設。また東京都江東区内にてデイサービスホーム(通所介護施設)も運営し、実際の介護の現場にて多くの高齢者の方々の 介護援助も行っている。