まとめ

子育てと介護が同時に襲う「ダブルケア」の実態とは

子育てしながら介護も行う「ダブルケア」状態の人が増えていることを知っていますか?自分だけの力だけで行おうとはしないことも必要です。

ダブルケア

子育てと介護が重なる世代

みなさんは、ダブルケアという言葉をご存知でしょうか?
ダブルケアとは、子育てと介護を同時にしなけらばならないこと。今まさに、そうした状況にある人が増えています。
女性の社会進出などで晩婚化が進み、高齢出産をする人も珍しくないですよね。実際に、昭和50年までの女性が最初の子どもを出産する平均年齢は25.7歳でしたが、平成24年時点の平均年齢は30.3歳と遅くなっています。そのため、我が子の育児の時期が遅くなり、親の介護の時期と重なるケースが増えてきているのです。
出典:http://www.nhk.or.jp/

ダブルケアを行っている人たちが抱えている状況とは?

では、実際にダブルケアを行っている方たちはどのような悩みを抱えているのでしょうか?
ダブルケアを行っている方たちの多くが、団塊ジュニアと呼ばれる40代の女性たち。共働きが主流になり始めたころを経験し、社会でバリバリ働いている世代でもあります。そのため、仕事もしながらダブルケアを行っているケースも。つまり、仕事と育児と介護のすべてを背負っている人が多いのです。
そして、常に忙しく、自分の時間をあまり持てずに体力的にも精神的にも疲弊してしまう。さらに、自分の親だけではなく義理の両親の面倒も見なければならないとなると、負担はますます増してしまいます。
この世代の特徴としてもう一つ挙げられるのが、兄弟が少ないということ。一つ前の世代の団塊世代では、一人っ子というのは珍しく、多い場合では10人兄弟という家庭も多くありました。兄弟が多ければ頼ることもできますが、兄弟がいない場合には自分一人で抱え込むしかない場合が多いようです。
こうして子育てだけでなく、両親と義理の両親というふうに1人で何人もの家族を介護しているという人すらいるのです。

まだまだ十分とはいえないサポート体制

ですが、ダブルケアに対しての対策が十分に行われていないのが現状。
まず、ダブルケアに対しての認知度が低く、相談できる場所などが少ない状態です。そのため、最近では市民団体やNPO法人などが主催者となり、ダブルケアを行っている人たちが集まれる場所を提供するなどしています。育児をしながら介護もしなければならないというのは、想像以上に大変なことだと思います。やはり、自分の悩みや愚痴などを互いに話したり、情報交換を行える場というのは必要ですよね。
子育てと介護、それぞれの専門家はいますが、両方の分野に詳しい専門家も今後は必要になってくるのではないでしょうか。
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