園芸療法とは?
園芸療法とは、花と緑で人を癒す作業療法の一つ。植物や身近な自然とのかかわりを通して、健康な心と体、そして社会生活を目指すものです。専門的な知識と技術を学んだ園芸療法士によって行われることも増えてきました。植物を育てる園芸は五感を使うため、心や体にとっていい刺激となります。園芸療法は、その要素を活かすことで少しでも健康をとり戻したりキープしたりする療法なのです。
出典:http://www.awaji.ac.jp/
どんな効果があるの?
では、園芸療法にはどんな効果があるのでしょうか?このような効果から、園芸療法はさまざまな分野で用いられています。
出典:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
どんな分野で用いられているの?
園芸療法は医療や福祉の分野で多く取り入れられています。その目的の例をご紹介しましょう。そのほか、不登校児の発育の手助けや自信の回復などを目標として行われることもあります。また、特に症状が出ていなくても、ストレスを感じている人にとっての癒しにも有効です。
介護施設での園芸療法
園芸による効果は、ストレスの緩和以外にも認知症の人の脳を刺激したり脳の血流を増加させたりするなど、いろいろな研究がされています。園芸は認知症の人にも取り組みやすい作業がたくさんあり、日々の水やりなどは体にしみこませて覚えておくことができます。そのため、薬を使わない認知症ケアや生活向上のための療法の一つとして介護施設でも関心が高まっています。実際、認知症の方が共同で生活するグループホームなどでも、入居者の方が庭で野菜やお花を栽培しているところも増えてきました。これから春になって植物が育てやすい季節。介護施設やご家庭でぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
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この記事の寄稿者
ノック
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。