チャイルドマインダーって?
チャイルドマインダーは英国発祥の保育スタイル。70年以上の歴史がある英国では、家庭外保育が必要な子育て世帯の約7割が利用しているそうです。チャイルドマインダーの保育の対象は0歳から12歳までの子どもで、保護者の方針に沿った保育を行います。待機児童ゼロを目指す各自治体の動きを受けて、日本でも今注目の資格です。
出典:http://www.hoiku.co.jp/
資格を取るには?
チャイルドマインダーの資格を取るには、まずは各種団体の「チャイルドマインダー養成講座」を受講し、チャイルドマインダーが担うべき保育について学びます。この養成講座の修了が検定試験の受験資格となり、合格すればチャイルドマインダー資格が認定されます。団体によっては通学制のほかに通信講座を選ぶこともできるようです。保育士とは違って民間資格なのでご注意を!
保育士がおもに保育園などの施設で集団保育を行うのに対し、チャイルドマインダーは自宅(または依頼者宅)で、少人数保育を行います。保育所には、乳児3人に対して保育士1人、1~2歳児6人には保育士1人、など、国が定めた配置基準があります。対してチャイルドマインダーの場合は国が定めた配置基準はありませんが、0歳児ならば2人、2~4歳児なら4人までというルールがあります。このため、チャイルドマインダーは少人数の子どもに対して個性に合わせた保育をする場合に向いている資格です。
ただしチャイルドマインダーを目指している人や利用を考えている人は、国家資格である保育士とは違い、チャイルドマインダーはあくまで民間の認定資格だということも知っておきましょう。保育の質は個々人のスキル次第、認知度や活躍の場も保育士と比べるとまだまだ限定的だと言えそうです。
どんな働き方ができるの?
チャイルドマインダーの活躍の場は、大きく分けて2つあります。1つは、自治体や企業などの保育所で仕事をする施設型保育。もう1つは、保護者や自治体と直接契約する家庭的保育(ベビーシッター)です。施設型保育では自治体や企業と契約し、各種保育所などで仕事をします。ただし、保育所は保育士の配置が義務付けられているので、保育士がいるところでサポートにあたる業務が中心になるでしょう。
保護者や自治体とチャイルドマインダー個人とで契約する家庭的保育の場合は、主に次の3つのスタイルがあります。
働き方も多様化し、保育へのニーズも多様化しています。家庭に寄り添って保育を行うチャイルドマインダーへの需要も増えるかもしれませんね。
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この記事の寄稿者
ノック
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。