日光浴は万能健康法!
もし手軽にがんやそのほかの病気が予防できる健康法があったら、とりあえず試してみたいと思いませんか?しかもタダで。実は、最近「日光浴」がそんな万能健康法として見直されてきています。言葉自体は古くからありますから、日光浴に良い効果があることは昔の人も経験上知っていたのでしょう。ですが、ここ数年続く美白ブームの影響もあってか日光を避けようとする人も増えてきました。学校でオゾン層破壊について教えられた世代も、日光が体に与える悪影響の方が気になるかもしれませんね。
ここでは、改めて日光浴の効果と上手な取り入れ方について見ていきましょう。
光・赤外線・紫外線の効果で心と体を健康に!
地上に降り注ぐ太陽の光、実はこれを見るだけでも健康効果があるそうです。目から入ってきた光は、アルコール依存やうつ改善に期待できるセロトニン神経を盛んにするのです。電灯の光を見てもこれと同じ効果は期待できません。そして日光に含まれる赤外線と紫外線にもそれぞれ健康効果があります。
赤外線は体を温め、血行を良くして新陳代謝をアップ。そしてシミやそばかすの原因として避けられがちな紫外線にはビタミンDの合成を手伝う作用があります。カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、くる病や骨粗しょう症に有効。また、最近の研究ではがん(特に大腸がんと乳がん)予防にも効果的で、糖尿病や高血圧リスクも下げるということがわかってきました。
お肌の敵と思われがちな紫外線も、上手に付き合えばこんなに頼もしい味方なんです。
出典:http://www.pref.kanagawa.jp/
冬の日光浴は30分以上、夏は数分で十分!?
いろんな病気予防に効果があるだけでなく、誰でも気軽に取り入れられるのも日光浴の良いところ。ですが、本当に試してみてほしい介護中や療養中の方こそ、日光を浴びる機会は少ないようです。日中のほとんどを病室や家の中で過ごしている方にも、天気の良い日はカーテンを開けて積極的に日光を浴びてもらいましょう。そしてこれからは散歩にもちょうどいい季節ですので、元気な方は積極的に外出して直接太陽の暖かさと風を感じてみてください。地域にもよりますが、効果を十分に得るためには冬場は最低30分以上の光を浴びる必要があるようです。
出典:http://www.asahi.com/
紫外線の浴びすぎに注意し上手に日光浴を
ただし、やりすぎも逆効果。夏は数分でも十分な効果が得られると言われており、それを過ぎると紫外線が有害な影響を与えることもあります。春先から少しずつ紫外線は強くなってきていますので、日傘や日焼け止めも使って上手に太陽と付き合っていきましょう。
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。