ながらスマホ、してませんか?
現代人の必須アイテム、スマホ。そして現代病ともいえるかもしれないのが「ながらスマホ」です。SNSのコメントやブログの更新状況が気になり、何かをしながらついついスマホを取り出すくせがついていませんか?そして「ながらスマホ」の代表格ともいえる、歩きスマホ。実は、外での歩きスマホが原因による事故が年々増加してきているのです。
皆さんも歩きスマホをしている人にぶつかられた、もしくはその反対にぶつかってしまったという経験があるかもしれません。ついに歩きスマホによる死亡事故まで発生してしまった今、私たちも他人事としてのんびりかまえてはいられないようです。
歩きスマホで救急搬送される人が年々増加中
平成22年~25年の東京都消防管内で、歩きスマホが原因で救急搬送されたのは122人。20代から40代が中心です。物や人にぶつかる、転ぶ、落ちるなど、どれもスマホ操作に気を取られて注意力散漫になっていたのが原因。8割の方が軽傷で済んでいますが、中にはそのまま入院するほどの大けがを負った人もいました。また、運良く軽傷ですんでいますが中学生が駅のホームに転落するという事故も起きています。一歩間違えれば死亡事故につながるこんな駅内での事故が、なんと全体の24%を占めているのです。
出典:http://www.tfd.metro.tokyo.jp/
誰だって歩きスマホ事故の加害者になりうる・・・
また、歩きスマホをしている時は、周囲の人に注意を払いにくくなります。特に、目の不自由な人や高齢者は、あなたが歩きスマホをしながら近づいてきても思うように避けることができません。もしぶつかれば、転んだひょうしに相手が大けがをしてしまうかもしれないのです。以前、自転車スマホで高齢者にけがをさせた高校生は重過失傷害で書類送検されました(※)。今後、歩きスマホでの事故が増えればそんなケースも出てくるでしょう。歩きスマホは、他人への配慮を欠き相手の人生を狂わせる非常識な行為。そして、自分の人生も台無しにしてしまう可能性だってあるのです。
歩きスマホ規制を求める声も
東京都では自転車スマホに対して罰金5万円までの規制条例を定めています。その他の都道府県でも、歩きスマホ・自転車スマホ規制を求める声はあがってきているようです。海外では歩きスマホ専用レーンを実験的に導入している所もありますが、これでは結局ケガをするのが歩きスマホをしている人同士になるというだけ。やっぱり、ひとりひとりがスマホをスマートに使うようにしなければ根本的な解決にはなりませんよね。
歩きスマホは、自分にとってもまわりの人にとってもメリットはありません。気になっても、歩き出したらスマホはしまって、まわりを見て歩くようにしましょう。当たり前のマナーを今一度きちんと守れるようにしていきたいものですね。
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。