まとめ

日本の認知症支援策は海外と比べて遅れ気味・・・?

認知症支援では海外にちょっと遅れを取ってしまった日本。その分、お手本はいっぱいあります!新オレンジプランで一気に巻き返しなるか!?

認知症支援策

認知症になると住み慣れた地域で暮らし続けることがなかなか難しい日本

世界的に見ても、日本は平和で豊かな国。さまざまな制度や法律に守られているおかげで、私たちは安心して暮らすことができます。
ですが社会福祉制度に関しては、欧米と比較してやや遅れ気味といわれることもありますね。特に推定450万人を超える認知症の方々への支援制度はまだ十分ではありません。認知症患者の方が精神病院に入院する割合は、日本は海外のほかの国に比べて圧倒的に高いそうです。
日本と海外の認知症支援制度はどう違うのか?ここでは、いちはやく認知症支援対策に取り組んでいる海外のケースを見ていきましょう。
出典:http://www.nhk.or.jp/

ユマニチュード発祥の地、フランスの国家戦略とは

認知症のケア方法として注目されるユマニチュード発症の地でありながら、もともとは縦割り行政の影響で各機関の連携がいまいちだったフランス。病院で認知症と診断されてから介護サービスを受けるまでの流れは、とても複雑でわかりにくいものでした。
そこで専門職であるケースマネージャーを配置した窓口を全国160か所に開設。診断から介護サービス提供までを一元化することで、わかりやすく、利用しやすい認知症支援システムができあがったのです。
現在は認知症の方の入院率も下がり、60%の人が住み慣れた自宅で暮らし続けています。
出典:http://www.sakura-urban.jp/

早期発見・早期介入!イギリスの支援策

イギリスでは認知症の方の在宅生活をサポートするために、初期段階から地域の人が介入しやすいシステムを作り上げました。その拠点となる『メモリーサービス』には看護師や作業療法士が常駐。彼らの仕事は認知症の疑いがある人の家へと出向き、聞き取り調査や生活環境のチェックを行うこと。そして認知症と診断できた場合に、利用可能サービスや今後の経過について説明を行うことです。
来年、これをお手本にしたモデル事業が日本でも始まるようですよ。
出典:http://www.nhk.or.jp/

「認知症に優しい町」宣言。ベルギーのブルージュ

認知症の方歓迎マーク」を掲げるお店をあちこちで見かけるこの町。
買い物に出かけた認知症の方が、自分の目的を忘れてしまうことは珍しくありません。そんな時でもこのマークがあるお店なら安心。認知症の方向けの接客マニュアルを学んだスタッフが優しく対応してくれます。
また、警察と地域住民組織が協力して整備した徘徊行方不明者の早期発見システムも効果をあげているようです。
出典:http://www9.nhk.or.jp/

日本でも新オレンジプランが始まります

「認知症になってもその地域で暮らし続けられる社会」が、今年日本で始まる新オレンジプランの目標。この目標が少しずつ達成されていけば、重度認知症患者を抱える家族が精神病院に駆け込むというケースも少しずつ減っていくのではないでしょうか。
これからは地域全体で認知症の方と家族を支える社会に。海外の制度でお手本にできることはたくさんありそうです。
ポッポ

この記事の寄稿者

ポッポ

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