介護サービスの代表的な形、「デイサービス」
介護の在宅サービスの中で代表的なのが、通所介護施設(デイサービス)。公的な介護保険を使って利用できます。今回は私が運営に関わる『まんまる笑顔』という施設を題材に、デイサービスホームの特徴や1日のスケジュールをご紹介します。「デイサービスホーム」って、こんなところ
送迎は朝の8:30からスタート。利用者のご自宅を回りながら9:30頃には全員が揃います。揃ってからまず行うのはバイタルチェック(体温、血圧の測定)。 その方のかかりつけ医師やケアワーカーが書いた意見書(その方の身体の状態や持病などの記録が書かれたもの)をもとに、その日の体調をチェックします。 その後のプログラムは、利用者によって変わってきます。 例えば認知症の方であれば、脳トレや連想ゲームといった考える機能を活性化させるプログラム、足が不自由な方であれば手すりや踏み台を使って筋力トレーニングを行うなど、その方の持つ脳と身体の機能維持を主眼にプログラムを組み立てます。 同時に、入浴サービスがスタート。専門の介助スタッフがついて、順番に入浴をしていただきます。 浴室は一番事故が起こりやすいので、介護スタッフは慎重にサポートを行います。 『まんまる笑顔』の昼食はすべて手作りです。 ただしうまく食べ物が呑み込めない方もいらっしゃるので、その場合には同じメニューであっても細かく砕いたり、ペースト状にしたりします。もちろんアレルギーなどにも注意します。 食事代は、おやつを含めて1日700円。これは介護保険の対象にならないため、実費負担となります。 午後はレクリエーションタイムとして、手芸、紙相撲といった工作や散歩、カラオケなどを楽しんでいただいています。もちろん自由にお話していただくのもOK。ここで友達ができて、その友達と会うのを楽しみに来られる方もいらっしゃいます。 15:30頃になると、順次お帰りの送迎がスタート。
17:00にクローズとなります。
以上が簡単な施設及びおおまかな1日の流れになりますが、これらは施設によっても異なります。
施設の大きさもそうですがそれ以外に、
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関東 [792]
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北海道・東北 [108]
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東海 [229]
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信越・北陸 [74]
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関西 [269]
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中国 [56]
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四国 [43]
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九州・沖縄 [192]
この記事の寄稿者
吉田 要
獨協大学経済学部経営学科卒業 ファイナンシャルプランナー(AFP)
平成25年6月より介護マネーに特化したファイナンシャルプランナー事務所 レイズコンサルティング株式会社を開設。また東京都江東区内にてデイサービスホーム(通所介護施設)も運営し、実際の介護の現場にて多くの高齢者の方々の 介護援助も行っている。