保健師は、病気の予防と健やかな生活をサポート
病気になったとき、治療や療養に関わってくれる看護師。医療の現場では欠かせない存在ですね。一方で、病気を予防し健やかな生活を維持する役割を持った「保健師」という仕事もあります。保健師は、病気の予防と健康の増進のためにさまざまな形でアプローチを行っていきます。その対象になるのは、病気や障がいを抱える方だけではありません。健康な方や、さらには地域そのものまでも、保健師の支援の対象なのです。
出典:http://www.zenhokyo.jp/
保健師になるためには?
保健師国家資格を受験するためには、まず看護師の資格が必要です。看護師の国家試験に合格したあと、指定の学校や養成所などで勉強すれば保健師国家試験にチャレンジできます。4年制大学や一部の専門学校の中には、卒業時に両方の受験資格を得られるところもあるようです。もちろん、この場合も両方の試験に合格する必要があります。試験の実施は毎年2月、合格率は80%台後半から90%台。年度ごとに多少のばらつきがありますが、看護師の資格を取得していないと受験資格がないこともあり、合格率は高めの資格といえるでしょう。
出典:http://careergarden.jp/
どんな場所で活躍しているの?
保健師が活躍する分野は大きく3つに分かれます。就職先は市町村保健センターが一番多く、ついで保健所、企業。近年では社会福祉施設や介護保険施設、訪問看護ステーションなど、地域に根差した活躍をしている保健師も目立ってきました。人生のスタートから終わりまで、保健師はあらゆる場面で私たちに関わってくれていることがわかります。
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マルチな人材としての活躍を期待
たとえば老人介護施設。ここでの保健師の役割は、入居者が健康に暮らしていくための健康管理です。急な病気の時には看護師としてのスキルも発揮します。また、入居者やその家族の潜在的な問題をひもとくカウンセラーとしての役割も期待されるでしょう。介護の現場において、質の高い専門的なサービスの提供を目指す日本。保健師はそんな役割を1人でいくつもこなせるとてもやりがいのある仕事です。
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この記事の寄稿者
チヴェッタ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。