まとめ

幼保一元化で生まれた新しいカタチ。「認定こども園」の魅力

預かり時間の短い幼稚園では働けず、保育園には入れない…。そんな悩みを解消する「認定こども園」は待機児童問題解消の糸口となるのでしょうか。

認定こども園

幼稚園でも保育園でもありません!認定こども園ってどんなところ?

認定こども園とは、幼稚園と保育所の機能を兼ね備えた新しい園として近年注目が集まっている施設です。
平成18年10月に認定こども園制度が発足し、平成26年4月時点では全国で1359園が認定こども園として認められています。
出典:http://www.youho.go.jp/

教育と保育の両面をカバー!認定こども園の魅力

保育所に入所するには原則として、保護者の就労や介護、病気などの「保育を必要とする事由」が必要。
ですが認定こども園には「保育を必要とする事由」はいらず、3歳を過ぎれば誰でも申し込むことができます。
それから、幼稚園では不足しがちだった保育時間の問題もカバー。長期休暇期間中や延長保育にも対応してくれるので、保育所と同じように預けて働くことができるようになります。
また、保育所では受けられなかった幼稚園教育を受けられる点も認定こども園の魅力です。
出典:https://www.jtuc-rengo.or.jp/

認定こども園に入園するには?入園方法と利用料

入園手続きの申し込みは自治体ではなく、認定こども園に直接行います。
平成27年4月より施行された子ども・子育て支援新制度では、「保育の必要性」に応じて子どもたちが三つの支給認定区分に分けられるようになりました。

支給認定区分の基準
  • 「1号認定」…保育を必要としていない満3歳児~就学前の子ども
  • 「2号認定」…保育を必要とする満3歳児~就学前の子ども
  • 「3号認定」…保育を必要とする満3歳未満の子ども

  • 保育園を利用できるのは2号・3号認定の子どものみですが、認定こども園の場合は1号認定を受けた子どもでも入園可能
    ただし、利用料は支給認定区分と所得税額によって異なるので注意が必要です。
    出典:http://www.city.yokohama.lg.jp/

    認定こども園から見えた施設統合のメリット・デメリット

    最近、「厚生労働省が将来的に介護福祉士や保育士、准看護師などの資格を統一することで人員不足解消を図り、介護施設や保育施設を統合することを検討している」というニュースが話題となっています。
    違う分野の施設を統合するには、人員確保や取得資格による職務の問題、設備の設置基準の違いなど、運営上の課題が多いものです。幼保一元化によって生まれた認定こども園も、運営が開始されてまだ間もない現在は、会計の複雑化など課題を抱えています。
    とはいえ、高齢者施設を併設した幼老複合施設はゆっくりと増加傾向にあります。利用者は異世代との交流を図る機会を得られますし、経営者は既存の施設を再利用することで経費削減につながります。行政も負担を軽減することができるなど、そのメリットは計り知れません。
    保育士や介護士などの人員不足が問題となっている今、分野の異なる施設の統合は合理的な手段として今後トレンドになっていくのかもしれませんね。
    出典:http://www.nikkei.com/

    ※ここで紹介している情報は2015年4月現在の情報です
    シノヅカヨーコ

    この記事の寄稿者

    シノヅカヨーコ

    家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らしです。  子育てをしながら育児や暮らしにまつわる話題を中心にライターとして執筆活動をしています。

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