まとめ

介護リフトで事故多発 介護用品は日常的な点検を

介護リフト、介護ベッド、車いす。介護される人とする人の生活をこんなに便利で豊かにしてくれる福祉用具ですが、残念ながら死亡事故も起きているようです。

介護用品事故

介護リフトで事故!?

浴室、トイレ、寝室、階段など、病院や施設のいろんなところで活躍している介護リフト。これを使えば、自力での移乗が難しい人をシートですっぽり包み込み、機械の力で安全に運ぶことができます。本人の行動範囲を広げてくれるのはもちろん、介護する人の負担を軽減してくれる装置ともいえますね。
ですが、残念ながらこの介護リフト移乗中の事故も起きているようです。この10年間で報告されているだけでも重軽傷者24人、死亡者は4人(「日経新聞」より)。全国に3万台以上の介護リフトがあることを考えると、決して高い確率ではありませんが、日常的に使用されている装置だからこそ、いつどこで起きるかわからない事故といえそうです。

介護リフト事故を防止するために

介護リフトで起こる事故のほとんどは、誤った使い方が原因です。普段から使い慣れている人も、本当にその使用方法が間違っていないか改めて確認を!
また、正しい使い方をしていても装置の劣化は避けられません。『日本福祉用具・生活支援用具協会』が呼びかけているポイントをおさえて、日常点検をしておきましょう。

  • リフトベルトの消耗の点検・・・ベルト部分のほつれや擦りへりのチェック
  • 異音や異常振動の点検・・・リフトやレールからの異音、異常振動のチェック
  • バッテリーの点検・・・使用後には毎回充電。バッテリーが弱くなってきたら早めの交換を!

  • 日頃から点検していれば「最近この部分のほつれがひどくなってきた」「いつもより音がうるさい」という危険信号に気付くことができますよね。また、精密機器の苦手な湿気・水分にも注意が必要。特に浴室用の介護リフトはしっかり水気をふき取り、使用後の換気を心がけてください。布製の吊り具を洗濯する時は、劣化を早める漂白剤の使用は避けましょう。

    その他の福祉用具でも事故が起きている!

    福祉用具使用中の事故は、2011年だけでも32件発生。そのうち半数以上で死亡者が出ています(「シルバー産業新聞」より)。
    もっとも発生件数が多く、死亡率が高いのは介護ベッドによる事故。介護を必要とする家庭で当たり前のように使われているからこそ、発生件数も多くなっているのかもしれません。また、床ずれ防止マットや手すりなどの一見何の危険もなさそうな福祉用具で事故を起こしたケースもあります。
    予期せぬ事故を避けるために、どんな道具でも日常点検を欠かさずに。そしてメーカーのホームページなどで正しい使い方をしっかり確認しておきましょう。
    ポッポ

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    ポッポ

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