まとめ

先進医療を受ける前に知っておきたい、医療費のこと

日夜研究が続けられている先進医療。「もしがんになったら先進医療を受けたい」そう考える人も多いようです。先進医療にかかる費用、実際はどれくらいになるんでしょうか?

先進医療

先進医療って?

従来の「標準医療」に対して、大学病院などで新たに研究・開発された治療法で厚生労働大臣が定めたものは「先進医療」と呼ばれています。
2015年4月現在、厚生労働省の認定を受けた先進医療は約100種類。この先進医療を行えるのは、厚生労働省に許可を受けた医療機関だけ。そして本人の希望とあわせて、「ほかに選択肢がなく、最も適当な治療法」という医師の診断も必要です。
今はまだ、限られた場所で限られた人しか受けることのできない特別な治療法だといえそうですね。
出典:http://www.mhlw.go.jp/

先進医療は主にがん治療現場で威力を発揮

先進医療と聞いて多くの方が思い浮かべるのが、おそらくがん治療ではないでしょうか。
前立腺がんや肺がんなどに効果を発揮しやすい陽子線治療。従来の治療より副作用が少ないといわれている重粒子線治療やがんワクチン療法なども行われています。内視鏡ロボットでがんを切除する技術、これも先進医療のひとつです。
そして「医療」とは、必ずしも病気の治療だけをさす言葉ではありませんよね。先進医療と呼ばれているものの中には、病気かどうかを「診断」する方法や「検査技術」も含まれています。

先進医療は全額負担?何割負担?

先進医療は、公的医療保険の対象になるかどうか審査途中の段階。ですから、基本的には公的保険が使えません。それでは入院費用が全額自己負担になるのでしょうか?

まずは、先進医療ではない一般的な治療を受けるために入院した場合を考えてみましょう。100万円の医療費がかかった時、3割が自己負担として単純に考えれば30万円ですね。

それでは先進医療を受けるために入院して、100万円かかった場合はどうでしょうか?
  • 内訳:診察・検査・投薬・入院料など(80万円)+先進医療技術料(20万円)
  • だったとしましょう。このケースでは、保険が適用される部分(診察費や検査費用など)の自己負担は24万円。ただし、先進医療技術料は全額自己負担です。これをあわせた医療費総額は44万円ということになりますね。
    ※どちらのケースでも差額ベッド代などは自己負担。高額療養費制度を利用できる場合もあります。
    出典:http://www.mhlw.go.jp/

    民間保険や還付金制度も活用できる

    患者の負担軽減のため、例外的に混合診療が認められている先進医療。ですが、従来より医療費が高額になることに変わりありません。高額な先進医療費をカバーしてくれる民間保険、そして還付金制度。こういったものも上手に利用していきたいですね。
    ポッポ

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