まとめ

知っておきたい保険のきかない医療

まさかこんなにかかるとは・・・。一部負担が当たり前だと思っていた日本の医療。なかには保険のきかない医療もあります。いったいどんなものがあるのでしょう。

保険のきかない医療

日本国民が加入している公的医療保険

病気やケガで病院にかかった時、当たり前のように持っていく健康保険証。これは国民健康保険などの公的医療保険に加入している証明書です。健康保険証を病院で見せれば、基本的には医療費を全額負担する必要はありません。でも、場合によっては保険適用外となり全額自己負担になるケースがあるのをご存知ですか?
ここでは保険がきかない代表的なケースをいくつかみていきましょう。

保険がきかないもの1:美容に関するもの

美容整形、特殊な材料を使用した歯の治療、歯列矯正(成人)といったものは保険適用外。これは比較的知っている人も多いのではないでしょうか?
ただし、一部の歯の治療や矯正の目的によっては医療費控除の対象。確定申告は忘れないようにしましょう。
出典:http://www.nta.go.jp/

保険がきかないもの2:妊娠・出産・不妊治療

こちらもお子さんのいる方ならよくご存知かもしれませんね。正常な妊娠・出産は病気ではないので、保険適用外となります。ただ、妊婦健診は自治体から助成があるので費用はほとんどかかりません。出産すると加入している健康保険組合から出産一時金が給付されます。それらを差し引いても年間の医療費が一定額を超えた場合は、医療費控除を受けることができます。
また、高額な費用がかかる不妊治療もほとんどが自己負担。現在は保険がきかないかわりに、一部の治療を対象に「不妊に悩む方への特定治療支援事業」が始まりました。こちらも医療費控除を受けられます。

保険がきかないもの3:労災保険の適用となるもの

仕事中の病気やケガは原則として医療保険ではなく労災保険が適用されます。会社にいる時だけでなく、通勤中や出張中の病気やケガも労災の対象。また、休憩時間に業務をはなれてトイレに行っているときだって労災が適用されます。
出典:http://www.mhlw.go.jp/

保険がきかないもの4:健康診断・予防接種

会社員であれば年1〜2回程度は受ける健康診断。この費用は会社が負担してくれますよね。でも個人事業主や専業主婦、フリーター、健康保険の制度がない会社に勤めている人が健康診断を受ける場合は自費になります。一般的な健康診断の相場は9,000〜10,000円。また、健康な人が胃カメラを受けた時は保険が適用されません。逆にもともと胃に病気がある人の胃カメラは保険適用と、健康状態や検査内容によって費用は変わってきます。自治体が実施する健診だと費用が抑えられたり無料で受けられたりするので、上手に活用したいですね。
病気を予防するためにうけるのが予防接種。これは病気の治療ではありませんから保険はききません。予防接種には国や自治体が接種をすすめる「定期接種」と、受ける側に判断を任されている「任意接種」があります。定期接種は自己負担なしで受けられますが、任意接種は自費。ただ自治体や健康保険組合によっては任意接種でも助成が受けられるものがあります。

自治体の助成制度や医療費控除などよく確かめて

ほかにも先進医療など、保険がきかない医療はけっこうたくさんあります。でも、自治体の助成制度を利用できるものや、医療費控除の対象になるものなど、自己負担額を抑えることができるものが多くあります。こうした制度についてもよく確認しておき、自分にあった治療を受けてくださいね。
チヴェッタ

この記事の寄稿者

チヴェッタ

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