まとめ

安全な外出をサポートする「移動支援従事者(ガイドヘルパー)」とは?

車いすでも目が不自由でもコンサートにだって買い物にだって行ける。ガイドヘルパー(移動支援従事者)は、障害のある人の外出をサポートする心強い味方です。

ガイドヘルパー

移動支援従事者(ガイドヘルパー)とは?

移動支援従事者とは、何らかの障害のために1人で出かけることが困難な人の外出を手助けする仕事。ガイドヘルパーや外出介護員とも呼ばれます。目の見えない人や体を動かせない人、知的障害などのある人が安全に出かけられるように、さまざまなサポートを行います。ホームヘルパーさんは利用者の自宅を訪問し介助や介護を行いますが、外出時のサポートはできません。外出時の介助や介護をするのがガイドヘルパーさんです。

移動支援従事者の資格をとるには?

移動支援従事者(ガイドヘルパー)の資格は、都道府県などが指定する養成機関で研修を受けることで取得できます。試験はありません。研修には3つの課程があり、中には申し込みの条件として訪問介護員などの資格が必要な場合もあります。最寄りの自治体に確認してみてくださいね。
それでは、その3つの研修の違いについて見てみましょう。
出典:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/

ガイドヘルパーの養成研修は3種類

移動支援従事者の養成研修には、対象となる利用者の障害によって3つの課程があります。それぞれの利用者が安全に外出できるように、実習もまじえながら支援の方法を学びます。
研修課程の名称は自治体によって異なる場合がありますので、ここでは東京都の研修を見ていきましょう。

  • 視覚障害者移動支援従業者養成研修課程
  • 視覚障害者に対する基本的な知識や代読・代筆などのコミュニケーション支援、移動支援の方法などを学びます。

  • 全身性障害者移動支援従業者養成研修課程
  • 全身性障害(脳性まひ筋ジストロフィーなど)の基本的な知識や、車いす・ストレッチャーなどによる移動支援の方法などを学びます。

  • 知的障害者移動支援従業者養成研修課程
  • 知的・精神障害者に対する基本的知識や心理、移動介助の方法などを学びます。
    出典:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/

    ガイドヘルパーの現状は?

    ホームヘルパーは利用者の代わりに買い物をすることはできますが、ガイドヘルパーの資格がなければ一緒に外出することはできません。さまざまな障害を持つ人たちの外出をサポートするガイドヘルパー、まだまだ不足しているのが現状のようです。ガイドヘルパーがもっと増えることで、障害を持った人が気軽に外出できる社会になると良いですね。

    広がる活躍の場 ガイドヘルパーさんのこれから

    北陸新幹線開業で観光客の増加が見込まれる石川県金沢市の人材派遣会社では、観光ガイドヘルパー事業をはじめました。普段の生活が安全で便利になるだけでなく、障害がある人にも、もっと色んなことを楽しんでほしい。そんな想いから、車いすの観光客の介助や全身が不自由な観光客への支援サービスに踏み切ったのです。
    これからもガイドヘルパーの活躍の場はますます広がっていきそうですね。
    出典:http://www.nikkei.com/
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