まとめ

海外と日本の死因の違いをランキング順に比較してみたら...

日本と海外の死因を比べてみると…!?実は各国の「死因」と「所得水準」には、深い関係があるみたいなんです。

死因

WHO発表「世界死因ランキング」

「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として1948年に設立されたWHO(世界保健機関)。この機関では、毎年加盟国の健康関連統計データ『世界保健統計』を公表しているのですが、例えばこれ。何のランキングかおわかりですか?

  • 第1位 虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)
  • 第2位 脳卒中及びその他脳血管疾患
  • 第3位 肺炎

  • 実はこれ、世界の国々の「死因」ランキングなんです。ですが、これはあくまで日本を含む190か国以上の加盟国全体でのデータ。この死因を国や所得水準別に見ていくと、少し興味深いデータも出てきます。
    出典:http://www.who.int/

    日本人の死因ランキングは?

    日本人の場合、40代~80代という幅広い年齢で死因第1位になったのは「悪性新生物(がん)」。2位以下は世代によって順位に変動があるものの、「心疾患」や「脳血管疾患」といった顔ぶれ自体は変わりません。90代、100歳以上ともなると「老衰」で亡くなる方も増えてくるようです。また、20代~30代の死因第1位が「自殺」というのは少し特徴的だといえそうですね。
    出典:http://www.mhlw.go.jp/

    海外の国を所得水準別に見てみると?

    それでは、海外の加盟国を国民総所得によって3グループにわけた「所得別」の死因を見てみましょう。

  • 高所得国(ノルウェー・アメリカ・日本など)
  • 虚血性心疾患、脳卒中及びその他の脳血管疾患、がん、といった日本でもよく見られる病気が大部分を占めています。糖尿病や認知症で亡くなる方が多いあたりは、長寿命・高所得国ならではの傾向といえそうです。

  • 中所得国(ギリシャ・ポルトガル)
  • 高所得国に比べて、結核やHIV/AIDSなどの感染症が死因となるケースが増えています。また、日本では比較的若い世代に多い不慮の事故(交通事故)によって死亡するケースも全体的に目立ちます。

  • 低所得国(アフリカ圏など)
  • 肺感染症やHIV/AIDS、結核、マラリアなどの感染症で命を落とす人が圧倒的に多いようです。特徴的なのは、全死亡者の3分の1は15歳未満だということ。さらに死因の数割を「出産時の合併症」が占め、若い母親とその子どもが死亡するケースが多いそうです。
    出典:http://www.japan-who.or.jp/

    20年前、現在、そして20年後は?

    世界的に見るとここ20年減少傾向にある感染症・母体性・新生児期・栄養的などの死因。ですが、低所得国では相変わらず死因の大部分を占めています。
    また、高所得国では感染症が死因となるケースは減少したものの、がんや心疾患、糖尿病などの死亡者は増加しているようです。
    世界的にも高齢化が進む20年後、各国それぞれの事情はどう変化していくのでしょうか?
    ポッポ

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    ポッポ

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