まとめ

高齢化する被爆者を支える原爆養護ホームとは

1945年、世界史上初めて原子爆弾が投下された広島市。戦後70年が経ち、復興を遂げた広島市ですが、原爆養護ホームでは被ばくした高齢者が今も暮らしています。

原爆養護ドーム

原爆養護ホームとは?

原爆養護ホームは、自宅で養護・介護を受けられない被爆者の方のための広島市の施設です。1970年(昭和45年)に全国で初めての原爆養護ホームとして、舟入むつみ園が開設されました。それ以降、1982年に神田山やすらぎ園、1992年に倉掛のぞみ園、2007年に矢野おりづる園が開設され、今に至っています。高齢化する被爆者の方の日常生活をサポートし、機能訓練や健康診断なども行うこの施設。入居待ちの方も多いようです。
出典:http://www.hge.city.hiroshima.jp/

入居対象者は?

原爆養護ホームには、一般養護ホームと特別養護ホームの2種類があり、それぞれ対象者が異なります。
一般養護ホームへの入居対象者は、広島市内に住み被爆者健康手帳を持つ方で、体が不自由などの理由から自宅での養護が難しい方です。舟入むつみ園では入居者の費用の負担はありません。
特別養護ホームへの入居対象者は、広島市内に住み被爆者健康手帳を持つ方で、身体や精神に障害があり常時介護が必要な方、または母親の胎内で被爆した原子爆弾小頭症患者の方となっています。神田山やすらぎ園などでは、所得に応じて第1段階から第4段階まで費用の負担額が分かれています。
出典:http://www.city.hiroshima.lg.jp/

原爆養護ホームを利用するには?

原爆養護ホームではショートステイの利用も可能です。広島市内に住所がある方は入居・ショートステイともに各区の厚生部健康長寿課に申し込みます。広島市以外にお住まいの方は広島県被爆者支援課に申し込みます。
出典:http://www.city.hiroshima.lg.jp/

平和な暮らしへの願い

原爆で身寄りをなくした「原爆孤老」の社会問題化をうけ建設された原爆養護ホーム。同じような環境の人々が身を寄せ合って暮らしています。学校の平和学習で被爆体験の語り部となることもある入居者の方たち。その平均年齢が90歳近くなってきている現在、認知症や、介護の重度化も課題になっています。
今年で戦後70年。今も原爆の影響を受けて暮らしている方が多くいるということを、私たちは改めて知っておかなければなりません。
ノック

この記事の寄稿者

ノック

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