まとめ

長寿の国の秘訣☆海外に広まる日本の母子手帳

妊娠中から乳幼児期までの母子の健康を管理し記録する母子健康手帳。実は日本発祥。そしてその意義は世界各国から注目を集めています!

母子手帳

母子健康手帳(母子手帳)とは

自分の母子手帳って見たことありますか?生まれる前から小学校に入学するくらいまでの成長の記録が書かれていますよね。
母子手帳は、妊娠期から乳幼児期までの健康に関する情報を1冊にまとめて記録したもの。いつも手元においておけるので、病院が変わっても引っ越しをしても、継続したフォローを受けることができる優れたツールです。
そして母子手帳発祥の地はこの日本。その前身は昭和17年ごろすでに登場し、戦後日本の母子の健康を守るために大いに役立ちました。
出典:http://www.niph.go.jp/

世界から注目される母子手帳

日本では当たり前の母子手帳も、世界の国々から見ればずいぶん画期的なシステム。日本をお手本として母子手帳を導入する国はずいぶん増えてきているようです。特に導入に熱心なのは、妊産婦の健康や子どもの死亡率の減少を目指すアフリカやアジア諸国。日本の母子手帳をそのまま真似するのではなく、各国の文化やシステムを反映させた独自の内容も盛り込んでいます。
母子手帳が戦後の母子を取り巻く環境を改善させたことだけでなく、現在の日本の乳児死亡率の低さも評価されているようですよ。
出典:http://www.cao.go.jp/

モンゴルでみる母子手帳効果!

モンゴルでは2009年に母子手帳に関する調査を行いました。とある地域を2つのグループに分け、片方にだけ母子手帳を配布したのです。ここで母子手帳を配布されたグループは、そうでないグループに比べて、

  • 妊婦健診の受診率の増加
  • 妊娠に伴う母親の合併症の発見率上昇
  • 父親の喫煙率が低下

  • という変化が見られたそうです。これは母子手帳が効果的に働いた証拠。この結果を受け、現在ではモンゴル全土で母子手帳が配布されています。
    出典:http://www.asahi.com/

    母子手帳のこれから

    海外で広まりつつある母子手帳。今、日本では母子手帳を電子化しようという動きがあります。すでに電子母子手帳の開発や運用は進んでいるものの、その仕組みは企業によってバラバラ。今後はさまざまな施設でデータを共有できるように、システムの統一化を目指しているのです。こうすれば病院でデータを確認することができるので、母子手帳を持ち歩く必要もなくなりますね。それに多くの親御さんが苦労している予防接種のスケジュール管理も簡単になりそうです。
    また日本以外の国、特に発展途上国では母子手帳を紛失してしまうケースも少なくないのだとか。電子化の動きが世界中に広がれば、こんな問題もなくなりそうですね。
    出典:http://www.nikkei.com/
    チヴェッタ

    この記事の寄稿者

    チヴェッタ

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