もしも聞こえにくくなったら・・・
多くの人がささやき声を聞き取りにくくなり、内緒話がしづらくなる50代。60代になれば、通常の会話や電話の呼び出し音も聞き取りにくくなることも。こういった聴力の低下は、耳の有毛細胞が衰えてくるのが原因。個人差はあるものの、この「難聴」は加齢とともに誰にでも訪れる現象です。そんな方は、そろそろ補聴器の準備をはじめませんか?
耳から入る音は脳に刺激を与えて活性化し、耳から入った情報は話題を広げてコミュニケーションを深めるのに一役かってくれています。補聴器の力を借りれば、また以前のように音楽や会話を楽しめる生活が待っていますよ。
出典:http://www.tokyomegane.co.jp/
補聴器はどんな種類があるの?
補聴器が使えるのは「治療ができないタイプ」の難聴です。まずは難聴の原因を知るために、補聴器相談医のいる耳鼻科で診察を受けましょう。もし治療ができないタイプの難聴と診断されれば、処方箋を持って補聴器販売店で補聴器を購入することになります。補聴器のタイプは大きく分けて以下の3種類があります。
耳あなタイプ
耳かけタイプ
ポケット型
補聴器は自分の聴力や耳の形に合わせてオーダーするのが基本。購入前に試聴器などで実際の聞こえ具合も確認しておきましょう。
出典:http://www.washin-optical.co.jp/
補聴器購入費は医療費控除の対象
身体障害者手帳を持っている方は、医師や販売店の意見書を提出して役所の判定を受ければ、「補装具費支給券」が支給されます。それ以外の方でもお住まいの自治体独自の助成制度が利用できる場合がありますので、一度問い合わせてみましょう。また、補聴器の購入費は医療費控除の対象。補聴器だけでなく耳鼻科の領収書もとっておいてくださいね。
出典:http://www.mhlw.go.jp/
出典:https://www.nta.go.jp/
補聴器のお手入れは?
耳垢や汗で思った以上に汚れがたまっている補聴器、長く使っていくためには日々のお手入れは欠かせません。特にマイクや耳にあたる部分は、専用キットや乾いた布でていねいにふき取りましょう。また、どのタイプの補聴器も湿気は禁物。使用後は乾燥ケースで保管してください。そして「聞こえが悪くなった」「雑音が多い」など不具合が出た時はもちろん、それ以外でも年に1回は販売店での定期点検はお忘れなく!
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。