高齢者向けの定期接種が昨年10月からスタート
高齢者向けの定期接種が平成26年10月1日から開始したことをご存知でしょうか?そもそも定期接種とは、国が一定の年齢になったら受けるように推奨している予防接種のこと。定期接種は基本的に無料で受けることができ、万が一重い副反応がでてしまった場合には、国から補償を受けることができます。
赤ちゃん向けの定期接種について知っている方は多いですよね。免疫力がない赤ちゃんの場合は、はしかやヒブなど多数の予防接種がすでに決められています。
そして今回、高齢者向けには「高齢者用肺炎球菌予防接種」が開始されました。
出典:http://www.mhlw.go.jp/
高齢者が特に注意したい肺炎球菌とは?
肺炎球菌は鼻や喉の奥などにつきやすい細菌です。日本の高齢者の約3~5%の方には肺炎球菌が滞在されているといわれています。肺炎球菌による感染症にかかると、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こす危険性があります。この肺炎球菌による感染症にかかりやすいのが、免疫力が低い5歳未満の幼児や65歳以上の高齢者です。感染症の中にはワクチンが開発されているものと開発されていないものがありますが、肺炎球菌の予防ワクチンは開発されています。そのため、ワクチンの接種で免疫力をつけることが肺炎球菌による感染症の予防策になります。
出典:http://www.mhlw.go.jp/
高齢者用肺炎球菌予防接種の対象者は?
高齢者用肺炎球菌予防接種は、基本的に5年に1回受けることができるようになりました。平成27年度の高齢者用肺炎球菌予防接種の対象者は以下の二つに該当する方です。ただし過去に肺炎球菌予防接種を受けたことがある方は、上記に該当しても定期接種の対象外です。また、定期予防を受けることができる期間が定められていますので、期間内に忘れずに受けるようにしましょう。
ご家族やまわりに該当の年齢の方がいたら、忘れていないか声をかけてみてくださいね。
出典:https://www.city.sumida.lg.jp/
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この記事の寄稿者
coba
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。