実は暮らしやくすなってきている?東京はバリアフリー化推進中!
バリアフリー施設は各地に増えつつありますが、車椅子で暮らしている方の多くが「まだ充分ではない」と感じているのが実情のようです。でも、10数年前と比べれば最近では「バリアフリー」という言葉もずいぶん浸透してきていますよね。そして東京では特にバリアフリー化の動きが活発で、着々と進んでいます。ノンステップバス、福祉タクシー、電車での車椅子スペースの増設・・・など、とりわけ交通機関でその動きが目立っています。都営バスと山手線の例を見てみましょう。
乗降車もラクラク!都営バス全車両がノンステップ
都営バスは、なんと全車両がすでにノンステップバス化が完了しているってご存知でしたか?ノンステップバスとは、文字通り階段を無くしたバスのこと。床の高さが約30cmほどしかなく、足が不自由な方や子供でもスムーズに乗降できるのが特徴です。また、より乗降しやすくするために停車時は車体ごと乗降口側に傾く機能も導入されています。そして実際に乗降する際は乗務員の方がスロープを設置し、車椅子用のスペースに誘導してくれます。
出典:http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/
2015年秋から、山手線もさらに利用しやすく
都内をぐるっと回るJR山手線もバリアフリー化が進んでいます。まず車両。これまで前方と後方車両に1つずつだった車椅子スペースが大幅に増えます。2015年秋には、ベビーカー・車椅子ともに使用できるフリースペースが全車両に設置された新車両がデビュー予定です。大幅な増強ですね。中央あたりの車両に乗るのは気がひけていた方でも、今後は格段に利用しやすくなります。
また、設備やサービスも充実しています。エレベーターがない駅でも、車椅子対応のエスカレーターを利用すればホームへの移動で困ることはほとんどありません。もちろんバリアフリーのトイレも新大久保駅を除く全駅に設置。乗降駅では、それぞれの駅の係員が連携をとって乗降の補助を行ってくれるのでさらに安心です。
出典:http://www.jreast.co.jp/
2020年、東京オリンピックに向けて
特に東京でバリアフリー化の動きが目立つのは、2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されるからなんです。大会開催を控え、海外から多数訪れる選手や観光客、そしてもちろん国内の観光客向けに施設の整備を急いでいます。陸海空それぞれの大型旅客施設は、2020年までに原則100%がバリアフリー化予定。バリアフリー設備を備えたバスや電車、タクシー、船舶なども大幅な台数アップを目指しています。
これからオリンピック・パラリンピックに向けますます活性化する東京。車椅子利用者にとっても、より優しく、より暮らしやすい街になっていきそうですね。
出典:http://www.mlit.go.jp/
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この記事の寄稿者
tamago
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。