まとめ

介護を拒否する人たち

介護の現場では、しばしば介護拒否を訴える人に出会います。介護する側は本人のためだと懸命に関わりますが、介護を必要とする人たちはそのときどのようなことを思っているのでしょうか。

介護拒否

周囲が望んでも、本人は望まない

介護の行き詰まりを避けるために、相談相手を見つけたり介護サービスを上手に活用する。これは、介護生活を送るうえで大切な心掛けといえます。ですが、実際は介護が必要でも本人が拒否するケースが多く存在するようです。そうなれば介護サービスの提供も難しく、中には家族の介護すら拒否する方も。逃げ場を失った家族も、しだいに疲れ切ってしまいます。

どうして介護を拒否するのか

介護拒否は大きく分けると2つ。1つは介護サービスの利用など、家族以外の介入を拒否するもの。もう1つは介護そのものを拒否するもの。どちらの場合も本人にはそれなりの理由が潜んでいるはずです。しかし、どんな感情がもとで拒否しているのかを理解できないからこそ、周囲は疲れてしまうのかもしれません。彼らが介護を拒否する理由はどこにあるのでしょうか?

「まだまだ人の世話にはならん」という人の本音

人が自分のことを心配してくれたとき、「ありがたい」と思う人がいる一方で「心配されるほど衰えていない」と考えてしまう人もいるでしょう。「介護をすすめられる=現役ではなくなった」と感じ、傷つく人もいます。そのような感情を抱いてしまうと、素直に介護を受けることは難しいかもしれません。

ギリギリまで自分たちの力で頑張ってしまう老老介護

高齢者世代には、他人が家族の問題に介入することを好まない人、「家族に介護をしてもらいたい」と望む人、世話になることに対する遠慮の気持ちを抱えている人が依然多いようです。子どもたちに介護サービスの利用をすすめられても「自分たちの力でやっていきたい」とそれを拒否する老老介護はその代表例といえますね。

セルフネグレクトが引き起こす介護拒否

セルフネグレクト(自己放任)とは、虚無や失望といった感覚が引き金となり、あらゆることに無頓着になる状態のことをいいます。そのため、介護が必要な状態になっても他人に頼ろうとはしません。ひとり暮らしの高齢者に多くみられ、発見が遅れると命にかかわる深刻な問題といえます。

認知症の介護拒否は「分からない」という不安な感情が引き起こす

認知症の方が介護拒否を起こす理由。それは今まで当たり前に行ってきたことを忘れてしまっているからといえます。「汚れたら着替える」「身だしなみを整えると気分も良くなる」「お風呂に入るとさっぱりする」。こういうことさえも分からなくなるため、不安な感情に襲われ拒否をしてしまうのです。それでも必要だからと無理を強いると、本人は抵抗を続けるしかなく、より激しい拒否行動も出てしまうのでしょう。

チヴェッタ

この記事の寄稿者

チヴェッタ

介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。

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