元気なシニアは支えられる側から支える側に
以前は「60歳を下回る年齢を定年にしてはならない」という決まりがあったため、多くの企業が60歳定年制をとっていました。ですが2013年の法改正によって、本人が希望すれば65歳まで働き続けられる環境が整いつつあります。そして、2025年までには全ての企業で定年65歳以上が義務化する予定です。
それでは、その65歳を超えたあとはどうでしょうか。今の時代、定年後もまだまだ元気!まだ働きたい!という方は少なくありません。社会全体から見ても、若者が減り高齢者が増えるなか元気なシニアが支える側になっていくことはとても重要です。とはいえ、例え雇用年齢に上限を設けていない会社でも若者に交じって働くのはちょっと勇気が必要・・・。そこで、ここでは「定年後の方、大歓迎」なお仕事を紹介していきたいと思います。
定年後の新たな生きがいにも、シルバー人材センターの仕事
全国シルバー人材センター事業協会では、健康で働く意欲のある60歳以上の方を募集中です。
ここでは家庭や企業からの発注に対し、適任と思われるシルバー会員を選んで仕事を依頼。シルバー会員と依頼人、またはシルバー会員と人材センターの間には直接の雇用関係はありません。ですから毎月決まった賃金が支払われるわけではありませんが、月10日の稼働で3~5万円程度の「配分金」が得られるようです。
知識や特技を活かしたい方は家庭教師、事務作業、宛名書き。体力に自信があるなら草刈りなどの一般作業。会員の技能・技術を高めるための講習も定期的に行われているので、自身のスキルアップにもつながります。
シルバーの力で人手不足解消!介護業界の仕事
体力に自信のある方には、介護業界でのお仕事もおすすめ!
「株式会社かい援隊本部」では、介護の現場で活躍してくれる元気なシルバーを募集しています。週1回だけ、または午前中だけ勤務、といった無理のない働き方が可能。介護未経験の方でも一からサポートしてもらえるので安心です。
人手不足が深刻化している介護業界とまだまだ働きたいという高齢者。お互いの需要と供給が見事にマッチした事業ですね。「若い世代に介護を丸投げしたくない」と考えているシルバーの方、ぜひ名乗りを上げてみてください。
出典:http://www.kaientai-h.co.jp/
シルバーの力を必要とする一般企業も…!?
上記2つは、どちらかといえば高齢者の方を応援する社会支援事業という意味合いが強いもの。ですがこれだけでなく、IT関連などの比較的新しい企業では、経営ノウハウと人脈をあわせもつ定年後のシルバーの力を本気で必要としているようです。
江戸時代には70代、80代でもお城勤めを続ける武士も多かったんだとか。これからは体力が続く限り、そして必要とされる限り働き続けられる世の中が再びやってくるかもしれません。
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。