チェーンソーと行くボランティア

ボランティア , 災害 , 土砂災害
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2014.11.20

8月17日、兵庫県北部を豪雨が襲った

2014年8月17日、兵庫県北部を襲った集中豪雨では、兵庫県丹波市で30カ所以上の大規模な土砂崩れが発生した。
その日はちょうど、台風10号の被害を受けた徳島県那賀町へ災害支援のお手伝いに行った帰りだった。大雨土砂崩れで一部高速道路が通行止めになり、迂回をして関東まで帰ってきたのを覚えていた。翌日のテレビでは西日本各地で大規模な土砂災害が発生していること、そしてその直後には広島の大規模土石流により多数の死傷者の方がいらっしゃるというニュースも飛び込んできた。
その週末には居てもたっても居られなくなり広島に車を走らせたが、今回の週末は兵庫県丹波市へ向かった。

10月25日、3回目の丹波へ

実は今回の災害で丹波に行くのは3度目になります。仕事を間に1度挟んで、毎週末丹波に足を運んでいます。
兵庫県丹波市と言えば、有名なのは丹波の黒豆。この黒枝豆を一度食べるとほかの枝豆が食べられなくなるほど、とにかく美味い。そしてもう一つ有名なのは、日本のマチュピチュと言われる雲海の絶景が観られる竹田城址です。
実はこの竹田城址以外にも山城址が多くあり、この辺り一帯が山に囲まれた中山間部であることがわかります。そして山に囲まれているがゆえに今回ような大雨による大規模な土砂崩れが発生し、山間のお家やお寺に多くの被害が発生しています。

10月25日、私が参加した日の作業現場は2箇所。
一つは、山から崩れ出た土砂に床下が埋め尽くされたお寺。そしてもう一か所は、裏山が崩れ田んぼに土砂が流れ込み、山の樹が田んぼと斜面に幾重にも掛かり木となって倒れている場所でした。

MYチェーンソー、登場

今回私は、自前のチェーンソーを持ち込んでいたので、山側の伐り班として伐木作業に参加させて頂きました。
災害現場のボランティアの1日 山崩れによる倒木って、どこも同じく木々が折り重なるように倒れています。今回この現場に入るのは、チェーンソー担当4名と手間取り担当2名の、計6名でした。
既に倒れて地面に着いている木は、玉切りといって枝払いをしたあとに一定の間隔で丸太に伐っていきます。
そして、斜面で掛り木になっている倒木は、根が曲がって地面から生えている状態なので、掛かり木になっている部分を伐りながら進めます。 災害現場のボランティアの1日 災害現場のボランティアの1日

お昼ごはん、そして土砂を掻き出す

お昼休憩は、お寺の床下作業をしている現場で、地元のボランティアチームが食事提供のカフェを開いてくれています。
料金は1000円。その内の200円はボランティアチームの運営費用に充てられて、残り800円でボリューム満点の美味しい食事とキンキンに冷えたドリンク、食後のコーヒーが提供されます。
災害現場のボランティアの1日 災害現場のボランティアの1日 災害現場のボランティアの1日 災害現場のボランティアの1日 お昼ごはんを食べに来て、お寺の床下の状況を見ると、やはりビッシリ泥が堆積しています。
災害現場のボランティアの1日 写真の奥に見えている部分が堆積箇所、手前が掘り出した部分。床下の高さが約40センチ程の所に、ボランティアのメンバーがはいつくばってほふく前進をしながら、泥を少しずつ掻き出しバケツリレーで運びます。
床板が外せる場所は、畳を剥がし床板をめくりスコップで掻き出します。
災害現場のボランティアの1日 どこの場所もそうなのですが、人の手でなければ元に戻せない場所がまだ多くあります。重機を投入してバァ~と一気に片づけてしまえばあっと言う間に片付くかもしれませんが、それだと建物は壊すことを前提にしなければなりません。
この場所は年齢も性別も違うボランティアさんたちが声を掛けあって、途方もない量の泥と格闘していました。

またまたチェーンソー登場

昼食後は、元の伐木作業の場所に戻り、一気に斜面の倒木を伐り進めます。 災害現場のボランティアの1日 斜めになっている木を見て、チェーンソーを使って伐り倒します。 災害現場のボランティアの1日 災害現場のボランティアの1日 夕方4時半ごろまで木と格闘して、何とか最初に観た景色からスッキリさせられました。 災害現場のボランティアの1日 今日の活動はここまで。この後はボランティアセンターに戻って、ボランティアさん向けに配布されるお風呂の無料券を頂き、近くのお蕎麦屋さんでボランティアさんにそばを振る舞って頂いて、汗を流してお腹いっぱいで帰路につきました。 災害現場のボランティアの1日 ちなみに、私の住んでいる神奈川県からは車で片道570キロ、ちょっと遠いけどここに困っている人たちが、汗を流している人たちがいるので、微力ではありますがお手伝いをしてまいりました。 災害現場のボランティアの1日 おしまい・・・!
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寄稿者

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田中宏信

(株)エイジプラス 東京支社長兼関東有料老人ホーム紹介センター主任相談員。介護施設の紹介業をしつつ、プライベートでは全国の被災地へ出かけてボランティアをしてます。

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