こうやって進化しました。~大人用おむつの歴史~

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2014.11.21
大人用おむつの歴史

日本に大人用の紙おむつが誕生してから、約50年

デリケートな「排泄」に関わる役目を担う、「おむつ」。病気や加齢で日常生活の動作も難しくなっている方にとっては、毎日身につける「下着」とも言えるものです。
今、日本のおむつは、さまざまな進化を遂げ続けています!大人用おむつの誕生から現在、そしてこれからを見ていきましょう。

大人用おむつの歴史

大人用の紙おむつは、1962年に誕生しました。
当時は、一般市民にはなじみがなく、病院での使用がメイン。その後、1983年には、テープを留めるだけで使用できるテープ型紙おむつを開発。その使いやすさから在宅介護にも使用されるようになったのです。
翌1984年には、「高分子吸収体」(ポリマーと呼ばれるものですね)が開発され、大人の排尿1回分を吸収できるほど高い吸収力を持つまでに品質が向上しました。

パンツ型の紙おむつへとさらなる進化を遂げるのは、平成に入ってからのことです。
出典:http://www.jhpia.or.jp

今は介護施設の99%で紙おむつを使用!

社団法人 日本衛生材料工業連合会によると、介護施設の99%において、紙おむつが使われている(布おむつとの併用も含む)そうです。また、在宅での使用を合わせると、その需要の高さがわかります。

一方で、介護される方の中にはおむつへの排泄や人の手を借りることを受け入れがたく感じる方が多いのも事実。
団塊世代はシニアのイメージを大きく変えると思っています。「老いても子供に頼りたくない」「できるかぎりアクティブに暮らしたい」という自立の気持ちが強く、そのため商品でも自立排泄を実現する製品が求められます。
出典:http://www.dfonline.jp

しかし、排泄は待ったなしに訪れる現象。おむつが本人にも家族など周りの方にも「安心」を与え、「明るく前向きな毎日をもたらしてくれるもの」として、さらに進化していくことが予想できます。

これからの大人用おむつに込められる願い

大人用おむつは現在、ひとりで歩ける、介助で歩ける、寝て過ごす、といったADL(日常生活動作能力)の違いにより、必要とされる方の状態に合わせたさまざまなタイプのものが販売されています。また、買い物や旅行などを楽しみたいという高齢者の意志を尊重できるように、よりスマートで肌触りのよい薄型のパンツ型おむつの開発も盛んに行われています。

よりやさしい社会をめざして広がる「おむつフィッター」

ちなみに、「おむつフィッター」という役割も注目されつつあります。排泄にまつわる悩みや疑問などに応え、アドバイスや情報の提供を行う「おむつフィッター」は、2004年から始まった認定資格。
排泄に関わる講義、実習などのカリキュラムを通し、おむつを必要とする方、お世話をする方両方の気持ちに寄り添うことができる人材を育成するものです。双方がより快適な毎日を過ごすため、今後はこのような人材が必要とされる社会になっていくことでしょう。
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crooque

介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。

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