介護施設の暮らしってどんなもの?
特別養護老人ホームやグループホームなどの介護施設に入居すると、施設の規模に関係なく集団生活を送ることになります。ご入居される方は、ほかの方とうまくやっていけるだろうか…などと不安な気持ちを抱かれているかもしれません。そんな気持ちに対して、施設はどのような対策をとっているのでしょうか?介護のほんねに寄せられた口コミをみていきましょう。
集団生活が苦手な方は、完全個室がおすすめ
まずは集団生活に苦手意識を感じている方に心強い口コミをご紹介します。
1つめは緑豊かな環境が自慢の介護付き有料老人ホーム「ベストライフ札幌清田」さん。
「お部屋はプライベートをまもれるように、個室となっており、くつろいで生活できるので集団生活が苦手な父でも良いと思った。」
− 「ベストライフ札幌清田」に寄せられたyua5520(女性/50代)さんの「自然豊かな環境」より
続いて有料老人ホーム「リアンレーヴ狭山」さん。こちらは心のケアにも力を入れる施設のようです。
「外出などのイベントと、ものづくりのレクリエーションをバランスよく取り入れてらっしゃり、集団行動が苦手な方でも無理なく参加できるのではないかと思います。」
− 「リアンレーヴ狭山」に寄せられたkooei(男性/30代)さんの「施設長の感じが良いです」より
集団生活に不安がある方は、自室が個室の施設を中心に探していくと良さそうですね。また日常的に行われているイベントも、皆で参加するものから1人でも参加できるものまで色々用意されているのは嬉しい配慮です。
レクリエーションでほかの入居者ともコミュニケーションを
「特別養護老人ホーム 中野林ゆめの園」さんは、毎日のレクリエーション活動が盛んな施設です。
「すべて4人部屋になっています。しかし集団生活ならではの特性を生かし、クラブ活動なども盛んで他の入居者たちと交流をはかることができます。」
− 「特別養護老人ホーム 中野林ゆめの園」に寄せられたゆきだるまd(女性/30代)さんの「和気あいあいとしたホーム」より
レクリエーションは毎日、クラブ活動も定期的に開催されているようですが、無理強いしているということではなさそう。クラブ活動を通して入居者同士がコミュニケーションをとりやすいように工夫する熱心さが伺えますね。
家庭的な雰囲気を大切にする施設で入居者同士が協力して暮らす
住宅型有料老人ホーム「あっとほ~む美和台」さんは小規模の長所を生かし、入居者同士の触れ合いを大切にされているようです。
「共用部が一般家庭の居間のような感じなので自宅で生活しているような感覚でお住まいになれます。一般の一軒家の様な建物の中で集団生活を行い、みなさんで協力していくといった所が新鮮に感じました」
− 「あっとほ~む美和台」に寄せられたG(男性/40代)さんの「グループホームのような老人ホーム」より
アットホームな雰囲気ながら自室は個室なので、自分のペースで過ごせる空間もしっかり確保。それでも入居者が閉じこもる様子もなく、スタッフが見守るなか自分たちのできる範囲で協力し合える環境が用意されているのですね。
集団生活が認知症へもたらす効果を期待する声も
「介護老人保健施設セントラーレ」さんにはこんな口コミが寄せられています。
「大部屋と共用スペースがありました。トイレも共用となっており、集団生活ができるため認知症の進行を遅らせることが期待できます。」
− 「介護老人保健施設セントラーレ」に寄せられたけん(男性/30代)さんの「ホテルのような外観の施設」より
環境が変わると認知症が進行してしまうのではないかという心配はありますよね。日々の生活の中で刺激を受けることは認知症予防にも効果的。集団生活にはこのようなメリットもあります。
集団生活を楽しむ時間と自分のペースで過ごす時間のバランスがとれていると、介護施設での生活は意外と楽しめるかもしれません。
本人が集団生活を楽しみたいのか、それとも静かに暮らしたいのかで、施設もアプローチの方法を変えてくれるでしょう。そういった本人の希望や思いを入居前に伝え、スムーズに新生活をスタートさせる準備をしておくと良いですね。
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この記事の寄稿者
チヴェッタ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。