国は「超高齢社会」のことどう思ってる?

社会問題 , コラム , 超高齢社会
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2014.11.22
国は「超高齢社会」のことどう思ってる? 日本の高齢化は、他国に例を見ないほどの早さで進み続けています。(高齢化の歴史はこちら
今後も高齢化が進むことが予想がされるなかで、国としてはどのように対応していくつもりなのでしょうか? 3つの視点で見ていきましょう。

1つめ:社会全体で支える仕組みにしたい

家族介護以外の受け皿の整備等、社会全体で高齢者の生活を支えていくような社会システムの整備を早急に進めるとともに、要介護者等の支援者を支援する仕組についても構築する必要があるものと考えられる。
出典:http://www.soumu.go.jp

核家族化が進んだ日本では、介護している家族の負担がたびたび問題となっています。労働世代が仕事も持ちながら介護のために重い負担を受けることがないように、新たに社会全体で要介護者の受け皿を整えようとする動きがみられます。
一方、社会保障の仕組みは、「資金を負担する層」と「給付を受ける側」のバランスがカギになります。少子化ですから、「資金を負担する層」がこれから全体的に減っていくことが予想できますね。このままではサービスの維持が難しいことは一般的にも知られるようになってきており、政府としてもこうした仕組みの見直しが求められています。

2つめ:「高齢者」が活躍できる社会づくりを目指したい

定年退職した高齢者が引き続き働く環境は整備されつつあるが、必ずしも希望する全ての高齢者の能力や意欲が十分に発揮されているとはいえないため、生涯現役社会の実現を進めていくことが課題である。
出典:http://www8.cao.go.jp

65歳以上を「高齢者」とし、社会保障面で支えられる側と考えるのが今までの考え方でした。しかし、まだまだ元気に働くことのできる人も多く、退職後に時間をもてあましている人も少なくありません。
社会で活躍することができる65歳以上の人々に、今までの経験を活かして地域のために活躍してもらうことで、社会をより元気にしていこうという動きがみられます。平均寿命が延びたことで、社会人としてより長く活躍することが高齢者に期待されているのです。高齢者の活躍は収入が得られるだけでなく、社会とのつながりをもつことで、新しい生きがいを得られることもメリットです。

※高齢者雇用の話題は後日配信予定!

3つめ:高齢者が安心して暮らせる街づくりを、地域ごとにやりたい

高齢者にとっての地域の不便な点として、日常の買い物、病院への通院、高齢者には使いにくい交通機関等があげられている。地域が一体となって高齢者が生活しやすい環境を整備することが課題である。
また、高齢者が事件・事故やトラブルに巻き込まれたりすることも多く、家族や地域社会が変化するなかで、高齢者の安心、安全を確保する社会の仕組を構築する必要性が高まっている。
出典:http://www8.cao.go.jp

地方部では若者不足による少子高齢化の加速が問題になっており、都市部でもひとりで暮らす高齢者が増えてきていることから、高齢者が安心して暮らせる街づくりが求められてきています。地域のみんなで住み慣れた地域に長く暮らしたい方のサポートをしながら、安心して暮らせる街づくりを考えていくことが、これからさらに進む超高齢社会への備えにもなるかもしれません。

しかし、こうした課題への解決を、国全体としてではなく「地域ごとにやりたい」というのがポイント。地域の負担が増えるだけなのではという見方も一方ではされています。(地域包括ケアシステムの問題点についてはこちら

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crooque

介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。