知っておくと生活の質がグンとよくなる!?軽度生活援助事業とは
介護保険の要介護認定を受けるほどではないけれど、力仕事には自信がない。要介護1は認められているけれど、欲しいのは日常のささいな手助けだけ・・・。こんなニーズを満たすことができれば、生活の質がグンとよくなることってありますよね。
そんな人におすすめなもの。それが「軽度生活援助事業」です。
人助けをしたい人と援助を求める人をつなぐ事業です
軽度生活援助事業は、利用料がとても安価。たとえば東京都調布市の利用料は1時間170円。生活保護世帯や市民非課税世帯は無料です。こんなに安ければ、気軽に何度もお願いできますね。地域によっては、庭木の剪定などの力仕事を請け負ってくれる場合もあり、お手伝いさんや本職の庭師さんを雇うよりも魅力的な値段だそうですよ。
こんなに安いお値段でサービスを提供できるのは、軽度生活援助事業を行っている事業所がボランティアやシルバー人材センターなどと協力関係があるから。人助けをして生きがいを求める人と、ほんの少しのお手伝いを求めている人。その両者をつなげるのが軽度生活援助事業といえるでしょう。
軽度生活援助事業は高齢者の方の自立を応援します
少子高齢化が進む今の社会では、お世話をしてくれるお子さんと同居できない高齢の方がたくさんいらっしゃいます。そんな中、高齢者の皆さんが自立した生活をおくることは、社会全体の負担を減らすことにもなります。自立した生活を長く維持するには、日常のちょっとした不便を援助することで可能となったりするのです。
ただしこの事業、地域によって対象者の資格や利用制限にばらつきがあり、全国一律ではありません。ご自分のお住まいの地域の基準を確認しておくと、いざという時に便利ですよ。
きちんと調べて積極的に利用しよう!
まだ見直しの余地はあるかもしれませんが、軽度生活援助事業は、ヘルパーには頼めない家事を安価にお願いできる、とても役立つものです。手続きをすれば実は利用できる立場にある人もいるかもしれません。積極的に軽度生活援助事業を調べて、利用して、自立した生活の支えとしてみてはいかがでしょうか?
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この記事の寄稿者
ロビン
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。