日本に住む20歳以上60歳未満の人は、国民年金への加入義務があります。しかし、「将来年金がいくらもらえるのか」不安に感じる方も多いのではないでしょうか?
年金の仕組みを今一度整理して、モデルケースを用いてもらえる年金の額を考えていきます!
「国民年金」は、日本に住む20歳以上60歳未満の全ての人が加入し、保険料を払う必要があるもの。
次に「厚生年金」とは、企業に所属している人が加入するもの。企業に所属している人は「国民年金」を支払った上で「厚生年金」にも保険料を支払うことになります。受け取る金額は、国民年金は一律ですが、厚生年金は給料により変動します。
また、「共済年金」は、言わば公務員版の「厚生年金」のこと。
このように、「国民年金」と「厚生・共済年金」が関係してくるので、二階建ての構造と言われているのですね。
出典:http://www.mhlw.go.jp
国民年金には“扶養”という考え方がないため、仮に配偶者がいる場合は、配偶者がきちんと保険料を納めていれば、その分の額を相手が受け取ることとなります。また、仮にこの40年間で、10年間「全額免除」した場合は、10年分の支給額が半分となり(2009年3月以前分)、もらえる額は64万4000円、月額5万3667円になります。
ケース2~65歳・元会社員なら~ 仮に65歳の会社員で、40年間厚生年金を支払うと、平均約104万4400円を受け取ることができます。これに国民年金を加えると合計で181万7200円、月額15万円程です。
さらに同じ年の配偶者がいたとすると、「第3号被保険者」といって配偶者も年金を納付した扱いになり、国民年金77万2800円が受け取れます。そのため、貰える額は合計で259万円、月額約21万円です。
厚生年金を受け取るには、国民年金の支給条件を満たした上で厚生年金の加入期間が1カ月以上必要です。
出典:http://www.nenkin.go.jp
年金の仕組みはやや複雑で、状況に応じてさまざまな計算方法があるため、わかりにくいと感じる方も多いかもしれません。しかし、自分の老後を支える重要な仕組みであり、自分がいくら年金をもらえるのかを計算しておくのは大切なことです。定期的に届く年金定期便などもきちんとチェックして、老後に備えておくとよいでしょう。
年金の仕組みを今一度整理して、モデルケースを用いてもらえる年金の額を考えていきます!
まずはおさらい!年金は「国民年金」と「厚生・共済年金」の二階建ての構造!
一般的に「年金」とは、保険料を25年以上納めた人に原則65歳から支給が開始されるものをいいます。年金には国民、厚生、共済の3つの種類があります。「国民年金」は、日本に住む20歳以上60歳未満の全ての人が加入し、保険料を払う必要があるもの。
次に「厚生年金」とは、企業に所属している人が加入するもの。企業に所属している人は「国民年金」を支払った上で「厚生年金」にも保険料を支払うことになります。受け取る金額は、国民年金は一律ですが、厚生年金は給料により変動します。
また、「共済年金」は、言わば公務員版の「厚生年金」のこと。
このように、「国民年金」と「厚生・共済年金」が関係してくるので、二階建ての構造と言われているのですね。
出典:http://www.mhlw.go.jp
ケース別「いくらもらえるの?」
ケース1~65歳・元自営業だったら~ 自営業者が20歳から40年間毎月満額を支払うと、受け取る年金額は77万2800円。月額にすると6万4400円となります(2014年度4月)。国民年金には“扶養”という考え方がないため、仮に配偶者がいる場合は、配偶者がきちんと保険料を納めていれば、その分の額を相手が受け取ることとなります。また、仮にこの40年間で、10年間「全額免除」した場合は、10年分の支給額が半分となり(2009年3月以前分)、もらえる額は64万4000円、月額5万3667円になります。
ケース2~65歳・元会社員なら~ 仮に65歳の会社員で、40年間厚生年金を支払うと、平均約104万4400円を受け取ることができます。これに国民年金を加えると合計で181万7200円、月額15万円程です。
さらに同じ年の配偶者がいたとすると、「第3号被保険者」といって配偶者も年金を納付した扱いになり、国民年金77万2800円が受け取れます。そのため、貰える額は合計で259万円、月額約21万円です。
厚生年金を受け取るには、国民年金の支給条件を満たした上で厚生年金の加入期間が1カ月以上必要です。
出典:http://www.nenkin.go.jp
豊かな老後を迎えるために
ここで紹介したのは、あくまで現在の仕組み。年金の仕組みはやや複雑で、状況に応じてさまざまな計算方法があるため、わかりにくいと感じる方も多いかもしれません。しかし、自分の老後を支える重要な仕組みであり、自分がいくら年金をもらえるのかを計算しておくのは大切なことです。定期的に届く年金定期便などもきちんとチェックして、老後に備えておくとよいでしょう。
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この記事の寄稿者
crooque
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。