シニアも楽しむインターネット
以前、介護のほんねニュースで「シニアもインターネット生活を満喫している」という話題をご紹介しました。いまや65歳以上の約7割がインターネットを利用する世の中。高齢者のネット人口が増えるにつれ、ワンクリック詐欺や迷惑メールによるフィッシング詐欺などのトラブルも増えているようです。
そんな高齢者が陥りがちなインターネットの罠と解決策をご紹介します!
登録したつもりがないのに… ~ワンクリック詐欺・架空請求詐欺~
画面をクリックしただけで、「ご登録ありがとうございました」などのメッセージが表示されるワンクリック詐欺。画面には利用料の請求とともに「キャンセルの場合はこちらに連絡を」などと表示されることも。焦った高齢者が電話することで電話番号が特定されてしまいます。その後電話でしつこく請求され、怖くなって支払ってしまう例もあるのだとか。
このようなサイトにアクセスしないためには、セキュリティソフトの導入やフィルタリング機能などを活用しましょう。万が一請求画面が表示されても絶対に払わない、決して連絡を取らないことが大切です。不安な場合は消費者センターや警察に相談することをおすすめします。
あなたのフリをする「なりすまし」 ID・パスワード管理を厳重に!
「なりすまし」とは、他人のIDやパスワードを入手し、ネット上でその人としてふるまうこと。有料サイトの利用やネットショッピング、掲示板への書き込みなどを他人になりすまして行います。インターネットバンキングのIDやパスワードが流出した場合、本人が知らないうちに口座残高が減っていた、などの被害も。
高齢者は簡単なパスワードを設定していることが多いため、「なりすまし」の被害に遭う確率が高くなるんだとか。IDやパスワードの使い回しをしないこと、名前や生年月日、住所、電話番号などから推測されにくい安全性の高いパスワードを使うことなどが大切です。
すべてはここからはじまる?被害の入口「迷惑メール」
パソコンや携帯でメールを始めると、いつの間にか届く迷惑メール。商品やサイトの宣伝だけでなく、お金や情報をだまし取ろうとする「架空請求メール」、メールを開くことでウイルスに感染する「ウイルスメール」などがあります。
迷惑メールを防ぐには怪しいメールをブロックするフィルタリングの設定をしておきましょう。それでも届く迷惑メールは開かない、万が一開いた場合も決してアクセスや連絡をしないようにしましょう。もう一つ大事なのは、自分のアドレスなどをできるだけ知られないようにすること。実店舗の会員登録などでも、むやみに自分のアドレスを書き込まないことも大切です。
安全で楽しいネットライフを!
家にいながら買い物や情報収集などができるインターネットは、とても便利なものです。またSNSを通じて友人の近況が知れたりと、とても楽しいものでもあります。なにか分からないことがあれば自分で判断せずに、信頼できる人に聞いたり、公的機関へ問い合わせたりするのもいいかもしれませんね。被害にあわないように気をつけながら、安全で楽しいネットライフを送りましょう!
-
関東 [12234]
-
北海道・東北 [6919]
-
東海 [4898]
-
信越・北陸 [3311]
-
関西 [6709]
-
中国 [3564]
-
四国 [2056]
-
九州・沖縄 [7728]
この記事の寄稿者
ノック
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。