最初の段階での介護休業も視野に
介護が始まってしばらくすれると、自分たちなりの流れが出来て落ち着いてきますが、そこに行きつくまではバラバラと、しかも短期間にいろいろな決め事や準備をしなければならないので、目の前のことに対応するしかありません。
あわせて自分たちも介護に不慣れなため、作業に余分な時間がかかったり、ストレスがたまってきたりします。
そう考えると、思い切って最初の段階で介護休業を取得してもよかったのではないかと、今は思います。
方針を決めて、これからの予定を考えてみる
情報を集め、方針を決め、手続きを済ませると、行動する予定がたちます。
ただし状況が変わり、今まで通りのサービスでは不具合が出てきたり、希望するサービスが受けられない、施設を探したい等と考えた時、施設に見学に行ったり、話を聞いたりする時間がまた、必要になります。
余裕のあるうちに予め就業規則などの確認を
仕事をしながらの介護において、介護休暇や介護休業の取得もまた難しい問題だと思いますが、介護する側がつぶれないように、制度を活用することも大切な選択の一つとなると思います。
そして、まだ余裕があるうちに、勤務先の就業規則等をもう一度確認しておくことをお勧めします。
突然来るその時では、手も頭も回らなくなってしまうからです。
終わりの見えない介護の中では「これが正解」はなかなかありませんが、使える制度は最大限に利用して、親の人生だけではなく、自分の人生も大切にしていただきたいと思います。
この寄稿文は全3回の連載です。
この記事は、doppo の内容をアレンジしてお送りしています
-
関東 [12229]
-
北海道・東北 [6915]
-
東海 [4890]
-
信越・北陸 [3312]
-
関西 [6679]
-
中国 [3581]
-
四国 [2057]
-
九州・沖縄 [7729]
この記事の寄稿者
佐久間 理央
POLE・STAR株式会社ディレクター
大正大学大学院人間研究科修士課程修了(社会福祉学)。
私立国際武道大学、社会福祉法人武蔵野療園、社会福祉法人渋谷区社会福祉協議会等を経て現在POLE・STAR株式会社を設立。
主に福祉や生活に関する相談、コンサルティングを行っている。