介護技術の全国大会「オールジャパンケアコンテスト」開催!
2014年10月、鳥取県米子市で第5回AJCCが行われました。主役は全国から集まった120名の選手。また地元の高校生ボランティアも応援に駆け付け、参加者2400人と言う今までにない大盛況でした。このAJCCに集まった選手、それは全国から集結した介護従事者です。
そしてAJCCは「オールジャパンケアコンテスト」の略。このコンテストは全国でも珍しい介護技術を競う大会なのです。
出典:http://prtimes.jp/
「オールジャパンケアコンテスト」って?
介護技術を競う大会、ってちょっとピンときませんよね。AJCCの公式サイトによると、
『「認知症」「食事」「入浴」「排泄」「看取り」「口腔ケア」の6分野で、課題に応じた実技を披露し、アドバイザーが審査・評価を行い、優秀者を選考』するそうです。
普段、利用者にしているケアを大勢の前でするなんて緊張しちゃいそうですが・・・。
そして今回、「認知症A部門」最優秀賞を受賞したのは愛由加さん。勤務先の紘徳会は人材育成に力を入れており、毎年AJCCで入賞者を出しています。 出典:http://www.ajcc.info/
オールジャパンケアコンテストの目的は?
残念ながら介護の仕事では、自分の技術レベルを知る機会や評価される機会はあまりありません。そしてその数少ない機会が、このAJCCという場なのです。ですがこのコンテストは競い合うだけでなく、「教え合い、語り合い、交流を深める」ことが目的です。ただの同業者ではなく「共に戦ったライバル」だからこそ、お互いの言葉が胸に響いてくるんですね。
介護従事者が「介護とは何か」「介護の仕事の意義とは何か」を、自信を持って言えるような土壌作りの場、それがこのコンテストなのです。
出典:http://www.ajcc.info/
介護職を「憧れの職業」に!
このようにAJCCは貴重な情報交換や同業者交流の場ですが、まずは開催されたこと、それ自体が大きな意味を持っています。今まで他業種で行われていたコンテストは、ちょっと人にうらやましがられような職業に限られていました。例えばバリスタコンテストや、銀行の接客マナーコンテストなどですね。
ですが、介護する人もされる人も昔より増えた今、介護は特殊な仕事ではなくなりました。そして介護職が恥ずかしがることも隠すこともない仕事だからこそ、こういったコンテストが行われるようになったのです。
この先、さらに介護職の地位が向上するかどうかは、今の現場スタッフにかかっています。
次世代にとって介護職が「憧れの職業」となるように、色々な取り組みを通して業界全体を盛り上げていきたいですね。
出典:http://prtimes.jp/
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。