あれ?これってもしかして…
大切なご家族が入居する老人ホーム。快適な生活が送れるようにと、いろんな施設を見比べて入居を決められる方が多いでしょう。ですが、実際に暮らしはじめてみると、職員の対応に不満や不信感を抱くことがあるかもしれません。
この状況をどうにかしたい!そんなときに頼れる苦情・相談窓口をご紹介します。
まずは市区町村!
本来なら老人ホームと入居者側の話し合いで解決したいところ。ですが、そこで解決できないことや直接は言いづらい話だって少なくありません。
そんなときは、老人ホームがある市区町村に話しましょう。苦情相談窓口、あるいは利用されているサービスを担当する課が窓口です。介護保険なら介護保険課、障害者福祉なら障害者福祉担当課や福祉事務所ですね。苦情や相談の内容に応じ、関連機関と協力して調整や問題解決に動きます。弁護士などに専門的な相談をできるよう、取り次ぎを行うところもあります。
市区町村がだめなら国民健康保険団体連合会!
各都道府県に1か所設置が義務付けられている「国民健康保険団体連合会」。市区町村では解決できない問題や取り扱いが難しい場合は、こちらに相談を行いましょう。中立的な立場で事業所の調査を行い、必要に応じて指導や助言を行ってくれます。
運営適正化委員会もあります
介護保険制度が適応されないサービスについての相談はこちら。各都道府県社会福祉協議会による設置が義務付けられている委員会です。国民健康保険団体連合会と同様に、中立な立場で相談や苦情の対応を行います。
高齢者虐待の窓口!地域包括支援センター
老人ホームに限らず、高齢者に対する虐待やその可能性を見かけたとき、地域包括支援センターがその相談・通報窓口となります。
支援センターに在籍する社会福祉士が中心となり、必要に応じて自治体や警察と連携して対応します。
あれ?と思ったその気持ちを大切に
「虐待を受けているかもしれない」と思っても、証拠がなければ「もしかしたら思い過ごしなのかも…」と相談をためらうかもしれません。
ですが、「あのとき相談しておけばよかった」と後悔するよりも、その違和感を大切に行動してもらえたらと思います。
虐待の通報や相談にはっきりとした証拠は必要ない、と法律でも定められています。不満や不信感を抱いたままケアを任せるのは避けたいもの。もし思い過ごしだったとしても、「虐待はなかった」と確認できるだけで安心できますよね。心に抱いたモヤモヤを解消させ、スッキリした日々を過ごしていきましょう。
出典:https://www.pref.fukui.lg.jp/
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この記事の寄稿者
チヴェッタ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。